ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

「水に落ちた犬は打て」日本人が繰り返してる同調圧力。

中国で最も早く西洋の技法を用いて小説を書いた現代中国を代表する作家 魯 迅(ろ じん(1881〜 1936)のコトバに「水に落ちた犬は打て」という言葉がある。我が国の武士道精神では、「既に勝負がついた相手に対して、さらなる攻撃を加えないのが武士の礼儀だ」とされるが、魯迅は、「犬は道義も恩義も理解しないのだから、二度と反撃できないように、徹底的に叩いておくべき」だというのだ。当時の国民党政権に生命を狙われ、友人や弟子を次々と殺されていった魯 迅にしか口にすることのできない「憎悪」に満ちた言葉である。翻って、現代生活の中で、もし犬が普通に地上を徘徊していたら、噛まれることを恐れて普通の人なら決して石を投げつけたりはしない。だが、水に落ちた犬を見つけた途端、ただちに恐ろしい「憎悪」を発揮して溺れ苦しむ犬に石を投げつける。この水に落ちた犬に対する「憎悪」は、魯迅の場合とは違って必然的な動機がない。それは集団が生む「同調圧力」と呼ばれるものだ。最近の例では、ジャニーズや宝塚という「人気犬」がスキャンダルによって水に落ちたと見るや、一斉に叩きまわす。 普通は水に落ちた犬を救う「良心」の持ち主でも、同調圧力という魔法の力で溺れる犬を叩いてしまう。人って、実に哀しい哀しいものですね、そう思いませんか。