ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

日本語の「KODAWARI」ってどういう意味ですか。

オーストラリアの新聞「シドニー・モーニング・ヘラルド」に「オーストラリア人が日本から取り入れるべき事柄」として「kodawari」というコトバを挙げ「日本語には「kodawari」という言葉がある。「完璧へのあくなき追求」という意味であり、日本社会全体に浸透している考え方だ」と解説している。また、外国の文化について簡単に質問できるオンラインQ&Aサービス「HiNative」に、日本人が口にする「こだわり」って何ですかというクエスチョンがあった。どうやら、外国の人々にとって「こだわり」という日本語に大きな関心があるようなのだ。「HiNative」に記された回答は「こだわりは、日本語特有の用語であり、正確な英語の同義語はなく、翻訳することが困難で、完璧を追求することを意味します。それは情熱、粘り強さ、献身など細部にいたるまで追求を止めないことです。特に、自分の芸術、職業、または活動に対する妥協のない絶え間ない努力を指すコトバです。つまり、コダワリとは、完璧に達成できないと最初からわかっていても完璧を追求するべきである、という人生哲学です」とある。物事をトコトン突き詰めるという日本人ならではの性格が生んだ「こだわり」というコトバ、外国人にとっては、その執拗さが何とも不気味に思えるようだ(笑)