ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

100歳を超えた人の血液には、こんな特長が見られた。

人間は数千年にわたって「長生きするためには何が必要なのか?」ということを考え続けて来ているが、100歳を超えて長生きする人が増えた現代でも、この問題について明確な答えは出ていない。スウェーデンのカロリンスカ研究所のチームが行った研究では、100歳を超える人とそうでない人の血液を分析した結果、血液中のいくつかのバイオマーカー(病状の変化や治療効果の指標)が100歳以上長生きすることに関連していることがわかったという。疫学研究者であるカリン・モディーグ氏らの研究チームは、100歳を超えて長生きする人と短命の人を比較するため、64~99歳の時点で健康測定を受けた4万4000人のデータを35年間に渡って追跡しその分析を行った。調査対象者4万4000人のうち1224人(2.8%)が100歳以上まで生き続け、100歳を超えた人の約85%が女性だったという。被験者からは血液も採取され、炎症や代謝、肝・腎機能、栄養失調、貧血に関連する12のバイオマーカーについても測定が行われた。データを分析した結果、100歳を超えて長生きする人は、60歳以降の時点でグルコース(血糖値の濃度)クレアチニン (腎臓機能の指標)・尿酸(新陳代謝の老廃物)の数値が全体的に低い傾向にあることがわかり、総コレステロール値の高い人や鉄分の濃度が低すぎる人も100歳まで生きる可能性が低いことがわかった。研究チームリーダーのモディーグ氏は、「たとえば人生の早い段階で血糖値が6.5%を超えたり、クレアチニンが1.25mg/dlを超えたりしていた人に100歳以上まで長生きした人はほとんどいませんでした」と述べている。