ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

文化財保護に寄付9時間で1億円2週間で7億円、アッパレ日本人。

国立科学博物館が8月7日、光熱費の高騰などを受けて国内最大規模の動植物の化石などのコレクションを収集・保管する資金が危機的な状況にあるとして、クラウドファンディング(寄付金募集)を行った。寄付金の目標金額は1億円、ところが募集開始日の午後5時半、たった9時間で目標金額1億円があっという間に集まってしまったのだ⬆。その後も続々と寄付金が集まり、2週間余りたった22日現在で、4万人を超える人から目標額の7倍となる7億円を超える寄付金が集まってしまった。4万人から7億円ということは1人平均17500円の寄付をした計算になる。100万円単位の大口寄付をしてくれた人も多数居るというから驚きだ。一体どんな人が寄付したのか、ネットで検索してみたらあるIT会社を経営しているという人のブログが見つかった。「こういうことって、国がきちんと予算つけるべきで、クラウドファンディングかぁ、とは思いましたが、まあカタイことは言わずに面白そうなので参加してみました」と寄付理由を語り、結局、17500円を寄付したことを綴っている。言われてみれば、たしかに国立博物館が、国の支援ではなく一般国民から寄付を募るというやり方はおかしなことに思えるが、それにもかかわらず文化財保護のために平均17,500円をポンと出した4万人もの日本人、出口が見えない経済不況の中にあって、その気前の良さは実にアッパレだと思いませんか。