WBCバンタム級王者ノニト・ドネアとWBAスーパー&IBF世界バンタム級統一王者・井上尚弥との2年ぶりのリターンマッチ。2RTKOで敗れたドネアは1R終了間際のダウンで記憶が飛んだことを明かし、井上のパンチの強さを自身のSNSで証言した。「打撃を受けた時、キャンバスに倒れ込んだことさえ気づかなかった。私はカウンターを決めようとしていたから、パンチが来るのが見えなかった」「何が起きたのか分からなかった。私はカウンターを狙っていたのに、キャンバスに倒れていた。そしたら審判がカウントしているんだ。『どういうこと?』って感じだった。コーナーを見たら妻が『手をあげて!カウントされているわよ』と言っていた。『マジか!俺はやられたのか』と思ったよ」と明かし、慌ててファイティングポーズを取ったと説明した。英メディア「トークスポーツ」は、このダウンシーンを写真⬆入りで「モンスターがドネアの足をゼリーに変えた」と記事にした。モンスター井上尚弥のこれほど強烈なパンチの秘密は、試合開始のゴングが鳴る直前、井上がガウンを脱ぐと現れた2年前よりさらに発達した背中の筋肉「広背筋」が物語っていた。「ヒッティングマッスル」と呼ばれるこの筋肉によるパワーを拳に込めたモンスターの一撃で、ドネアの意識が飛んで足がゼリーに変化したというわけだ。足がゼリーに変化するという表現は、