ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

内臓脂肪がオーバーフローして「糖尿病」になるとわかった。

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糖尿病は、一般的には遺伝的なものと生活環境の2つが原因で起こるといわれている。生活環境が原因となる場合は、運動不足と、食生活で脂質摂取量の増加が主な理由として指摘されている。しかし、具体的にどういうメカニズムで糖尿病になるのかは我々素人には良くわからない。そんな中、イギリスのニューカッスル大学のテイラー教授が率いる研究チームが、糖尿病になった人ですでに治った人の血液と、糖尿病が再発してしまった人との血液の比較検査を行い、そのメカニズムを探った研究報告には素人でも成る程と納得させられる。研究チームが、糖尿病が治った人の内臓をスキャンしてみると、すい臓に脂肪が蓄積されておらず、すい臓のインスリン生成機能も十分に働いていることが分かった。一方で糖尿病を再発してしまった人のすい臓には脂肪が大量に蓄積されていた。テイラー教授はこの結果について、「人が皮下に蓄えることができる脂肪の限界量を超える(オーバーフローする)と脂肪は先ず肝臓に蓄積されます。そして、肝臓に脂肪が蓄積され過ぎると、今度は脂肪がすい臓など他の内蔵器官にあふれ出すようにして蓄積されます。これにより、すい臓でインスリンを生産している「 すい臓β細胞」が機能不全を起こし、糖尿病が引き起こされるという事がわかった」と糖尿病発症のメカニズムについて語っている。さらに教授は「つまり内蔵に蓄積される脂肪を減量させることができれば、糖尿病は解消可能だということです」と述べている。内臓から脂肪が溢れ出すことで起こる糖尿病、オーバーフローしないようにするには、やはり食事で脂肪の摂取を第一に減らすことが重要だということを改めて納得させられた。