ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

「エイズ治療薬」を発明したのにノーベル賞を貰えない満屋医師。

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死の病と恐れられたエイズが初めて報告されたのが1981年、感染すれば生命の危ない死の恐怖と戦いながらその4年後に世界で初めてのエイズ治療薬を発見したのはアメリカ国立衛生研究所の研究員だった35歳の日本人青年医師満屋裕明氏だ。しかし最初に発見したエイズ治療薬は満屋氏の実験に協力していたアメリカの製薬会社が満屋氏に無断で特許を取得してしまい1年間服用で120万円という高額で売り出してしまった。満屋氏はこれに憤慨して他の製薬会社に適正な価格で販売することを条件に第2・第3のエイズ治療薬を開発・提供してみせたのだ。エイズが100%「死の病」であったのが日本人医師満屋氏のエイズ治療薬発見以降、治療薬がどんどん進化して30年後の現在ではエイズ死亡率がほぼゼロにまでなっている。エイズウィルス発見者にはすでに与えられているノーベル賞を、感染の危険を冒しながら世界初の「エイズ治療薬を発見した」パイオニア満屋氏が、なぜノーベル賞を受賞できずにいるのか?特効薬発見当時は35歳だった満屋氏もすでに68歳で古希を迎える年齢だ。ノーベル賞委員会は、新薬に対してノーベル賞を授与した後にその薬による副作用が発見されるかもしれない「リスク」を恐れて新薬開発者への受賞をためらっているのだという。エイズの発見者より、その治療薬を最初に発明した満屋医師こそ「ノーベル賞に値する人物」だ、と同じ日本人として思いませんか。