米国最大の発行部数を誇るスポーツ誌「スポーツイラストレーテッド」⬆は、毎年恒例の「2021年スポーツ時の人」を発表。NFLでバッカニアーズをスーパーボウル優勝に導いたQBトム・ブレイディ(44)を選出した。この結果に、米メディアとファンからSNSを通じて「なぜMVP満票の大谷翔平じゃないんだ」との意見が挙がり、論争が巻き起こっている。 米スポーツニュースサイトのキングオブDCスポーツが「ブレイディは新天地1年目でスーパーボウルに優勝し、しかも43歳だった。これはすごいことだ」とつづると、米紙ワシントンポストのジャブバラ記者は「その通りだ。ただし、2021年の大谷ほどすごくはない」と反論。これに、キングオブDCスポーツは「だが、大谷が成し遂げたことは勝利に結び付かなかった。スポーツイラストレーテッドは、この賞を優勝チームから選びがちだから」と分析した。 ネットユーザーも大谷翔平が選出されなかったことに反発。「これは大谷への絶対的な“不敬”だ」「大谷は完膚なきまでにこの賞を強奪された」「スポーツイラストレーテッドはアメフットに偏りがちだからこその結果だろうが、こんなの誰も同意しない」「大谷はスポーツ史で誰もやったことがないことをやった。誰もだ! この結果は現実逃避だ」と厳しい批判の声が挙がった。結論として言えるのは、大谷翔平が「時の人」に選ばれなかったのは「優勝」から程遠いチームに所属していたことが最大の「原因」だったからに他ならない。