大谷翔平は、高校時代の恩師花巻東高校の佐々木監督から聞いた『先入観は可能を不可能にする』という言葉を心に刻んで、メジャーでプレーしているという。メジャー2年目のシーズンに、大谷はスポーツ誌のインタビューでこう語っていた。「そこは今も、まったくその通りじゃないですか、という感じです。僕がプロで両方やっていこうと決めたときも、いずれはこっちに来たいと思っていて、その日が来たら、たぶんピッチャーをやるんだろうなと考えていました。でも、それさえもそうじゃなかった。 自分がどうなるのか、どこまで行けるのかということは、自分でもわからないんです。予想以上にバッティングもよくなってくれたし、自分でもわからない可能性がいっぱいあったなと思います。だから、自分ではできそうもないなと思ったことを、やるかやらないか。全部が全部をやったらいいかというわけじゃないと思いますけど、やることを止めなくてもいいなとは思います。実際、去年のキャンプ(メジャー1年目)は思うように打てなかったし、バッティングは無理じゃないかとも言われました。でも2年目の今はマイク・トラウトの後ろを打たせてもらっています。ホント、何がどう転ぶかというのはわかりませんよね」 。『先入観は可能を不可能にする』という言葉を高校生時代に心に刻んだ大谷翔平は、メジャーリーグ4年目の 今シーズン、MLBの「モンスター」⬆と化した。