東日本大震災から10年を経たことに合わせて、『サントリー 防災継承プロジェクト』と河北新報社との共同企画『3.11 あの日、助けてくれたものリスト』のサイトがネット上で公開されている。通常、防災バッグや飲料水・保存食・防寒具・救急セット・ラジオライト・簡易トイレなどが思い浮かべられるが、この企画では、50名を超える被災経験者に直接取材し、「あってよかったもの」「なくて困ったもの」、被災してはじめてわかった「本当に必要だと感じたもの」を聞いて45品目をリストアップしている。例えば、激しい余震でロウソクは危なくて使えないので、LEDランタンを使用した。停電・断水下での生活で、食事の際には皿の上にラップを使用し、少しでも洗い物を減らし、貴重な水を無駄にしないために活用した。断水で重い水を運ぶのにショッピングカートが役立った。燃料が無いところで使い捨てカイロで暖を取った。歯磨きができないので口臭予防に液体口腔消毒液が役立った。家族で不安な夜を過ごすのにトランプが役立った。飴やガムを用意しておくと噛むことで気持ちを落ち着かすことができてストレスケアになった。など、実際に 大震災の被災を経験した人々の声をもとにした45品目のリストは、イザというときに何が必要なのかを我々にリアルに教えてくれている。「備えあれば憂い無し」、さっそくhttps://www.suntory.co.jp/water/tennensui/anohilist/ にアクセスして全リストをチェックしてみてはいかがだろう。