ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

世界のデマ博物館に、1人の日本人がランクイン。

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20世紀末の人々を恐怖に陥れたノストラダムスの予言や、20世紀最大級のミステリーとして語られるネッシーなど、古今東西のデマを集めた「デマミュージアム(博物館)」がインターネット上で公開されている。この「The Museum of Hoaxes」にアクセスすると、中世から21世紀までの時代ごとに、流布されたデマがまとめられて表示される。20世紀以降では10年ごとに流布されたデマがまとめられ、クロマニヨン人の頭骨とオランウータンの下顎を組み合わせ捏造された「ピルトダウン人」の話や、おもちゃの潜水艦と模型を使って作ったトリック写真のネス湖の「ネッシー騒動」などと並んで、2000年に日本で起きたデマ騒動「旧石器捏造事件」が取り上げられている。この事件は、ゴッドハンドとして当時名をはせた考古学研究家の藤村新一氏が起こした捏造事件(⬆上の写真)で、実際には発掘していない石器を遺跡に埋め込んでおき、あたかも本物のように掘り出したというもの。この捏造により、過去四半世紀に及ぶ日本の前期・中期旧石器時代研究のほとんどが価値を失ったとされているほか、多くの文部科学省検定済み教科書が書き直しを迫られるなどの影響が発生し、事件は日本考古学界最大の不祥事へと発展し、海外でも大きく報道された。このデマ事件が今回、デマミュージアム入りしたのは「日本人は正直者」という世界的な定説を大きく覆す事件だった事が大きな理由だったのかもしれない(笑)