ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

新元号の「令和」これはひどい、とあきれ顔の米国人記者。

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新元号が「令和」で決まった。政府は出典は万葉集からと解説し初春の「令」月(れいげつ)にして、気よく風「和」ぎという歌の中から令と和の2文字をとって年号としたという。新元号のニュースはさっそく海外のメディアでも英語に翻訳され速報された。英国BBCは「令和」を「命令と調和」ロイター通信は「命令と平和」の意味があると解説した。また日本在住が30年に及ぶアメリカ人記者は、新元号発表の速報をテレビ画面で見ながら「さすがは日本会議(国粋主義)の安倍政権。『令和』とは平和を命じるという意味になる。これは酷い名前、(国民が)命令を守れば和が保てるという、つまりは日本人は(政府の)命令に従っていれば平和だという意味になる」と呆れ顔で語っている。確かに「令」という文字は、「言いつける、命ずる、言いつける、お達しする」、などどちらかと言えばパワハラなイメージのある文字だと解釈するのが一般的であって万葉集の歌を連想する人なぞ居るわけもない。「令和」を現代風に解釈すれば万葉集の雅な解釈とは程遠い「命令された平和」という意味に確かになってしまうだろう。政府は新元号を「決定する方法」についての「法律」なぞ無いのに勝手に国民の意見を無視したまま「密室」の中で新元号「令和」を決めてしまった。有識者の意見を参考にしたと言いながら万葉集の歌にばかり気を取られて「令」の文字が持つパワハラなイメージにまで考えが及ばなかったというわけだ。国民の意見を募ることなく政府主導のパワハラによって一方的に決めてしまった「命令された平和」とも読める新元号「令和」、日本国民は果たして喜んで受け入れてくれるものだろうか。