ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

ロボット従業員158人をクビにして「変なホテル」がフツーになった。

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3年前、長崎のハウステンボスに82体のロボットが宿泊客に応対する「変なホテル」がオープンして大きな話題になったことを憶えている人は多いに違いない。「いよいよ人間がロボットに取って代わられる時代の到来か」とグータラな日々を過ごしている人間にとっては恐怖せざるを得ない未来型ホテルの登場だった。しかし、その「変なホテル」が最盛期の昨年の時点ではロボット従業員が243体も働いていたのにこの秋には開業当初とほぼ同じ85体にまでロボット従業員を減らしてしまったのだ。つまり158体のロボットがクビになってしまった。その理由としてホテル側は「ロボットの起動やシャットダウンに手間がかかり、客室に居る音声ロボットは認識精度が低く各部屋からの呼び出しに仕方なく人間が対応することになったり、ロボットのメンテナンスが増加したから」だという。ホテルの総支配人は「ロボットもいつかは最先端でなくなり、入れ替えか廃止かを迫られる。従業員の手間がかかるものからなくし、エンターテインメント性の高いものは残したい。方向性としてロボットに頼らずに効率化を図りたい」とロボット頼みのサービスからの脱却を宣言したのだ。まさに、面白うてやがて悲しきロボット従業員の末路という結果論だが、やはりエンターテインメントにはロボットはその性能を発揮できるが実際の仕事ではまだまだ満足できるだけの性能を備えていないという事のようだ。グータラな日々を過ごしている人間様には「ひとまず安心」できるうれしいニュースではなかったろうか(笑)