ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

アップルCEOが驚いたゲームアプリ開発者は82歳の日本女性。

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先日、アップルが主宰する世界開発者会議(WWDC)に招かれた82歳の日本人女性の若宮正子さんが大きな注目を集めた。彼女はアップルのCEOティム・クック氏に対面すると流暢な英語で「こんな大変なところにお招きいただき大変光栄です」と言いクックCEOは「あなたは私たちにとってとても勇気づけられる存在です」と応じたと言う。この日からわづか4か月前の今年2月、若宮さんは自分で開発したゲームアプリHinadanをアップルストアに登録申請したところ見事に審査をパスして採用された。アップルはこのゲームアプリ開発者が82歳の日本人女性であることに驚き今回の世界開発者会議への招待となったのだと言う。クックCEOから開発で工夫した点を質問された若宮さんは「このゲームはシニア世代向けのアプリなので手先の細かい動きを要求されるスワイプ操作ではなくタップするだけで遊べるようにした」「正解や間違いは音が出るが耳が遠い人のために文字でも表示するようにした」とシニア世代向けのゲームソフト開発の苦心を語り、さらに「iphoneだけでなくipadでも楽しめるようにレイアウトを工夫した」と説明するとクックCEOは「私も視力に問題がるので大きな画面で楽しめるととても助かります」とその工夫した点に感心しきりだったという。長年勤めていた会社を定年退職し、60代の頃に母親を介護するかたわらパソコンを始めたと言う若宮さん、独学でパソコンの使い方を学習しウェブページの制作に始まり80代になって遂にプロのサポートを受けながらプログラミングまで手掛けるようになって今回のゲームアプリ開発を実現させたのだと言う。まさに「60の手習い」がIT業界のトップを走るアップル社の商品アプリとして採用されるまでに行き着けるとは若宮さん自身も予想だにしなかったに違いない。まさに82歳の「ヤマトナデシコ」ここにありである。