ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

「厚化粧」vs「メクラ判」小池百合子が石原慎太郎にしっぺ返し。

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豊洲市場の汚染した土地購入を行ったとされる石原元都知事に対して賠償金として土地購入費578億円を元知事個人で支払えという住民訴訟が起こされている。これまでの公判で石原氏には「責任が無かった」とかばい続けてきた東京都側の弁護団を小池都知事が新たな弁護団を総入れ替えしてあらたに公判に臨むと発表した。いよいよ石原vs小池という因縁の戦いが始まったわけである。昨年の都知事選に小池氏が立候補を表明した際、石原元知事は「厚化粧の女に任せられない」と揶揄したが、その石原氏がこの裁判で小池氏の仕組んだ報復戦略によって苦境に立たさせられそうなのだ。昨日の報道記者とのインタビューで石原氏は土地購入に際して「決裁」した時の状況を語っている。「都の幹部が議会も承認したので裁可願いたい」と来た。「汚染の問題は大丈夫か」と聞いたら「今の技術で大丈夫です」と言うから僕の(都知事の)ハンコを預かってる課長さんが判を押した」と答えている。つまり、石原氏が押したのではなく代理の課長が押したいわゆるメクラ判と言うやつだ。小池都知事は恐らくこのメクラ判という無責任さを追求してくるに違いない。普通であれば黙認されるべきメクラ判の慣習を逆手に取って裁判を争えば石原氏は負けることが予想される。ちなみに元首長が押したメクラ判のために住民訴訟で敗訴した「判例」はすでに数多く存在する。この事を小池知事も承知している筈だ。これまで上手に都政を泳ぎ切ったかに見えた石原氏も女の執念で追及してくる小池知事によって一敗地にまみれるかもしれない。「厚化粧」と小池氏を揶揄したことへのまさにしっぺ返しというわけだ。