ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

コロナ救済「お札刷ればいい」、タケシ・橋下氏の意見は正しいか。

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コロナ禍で倒産する企業が急増している。こうした人達を救済するための資金として国は「お金をどんどん刷ればいい」という意見が識者からでている。昨年4月には元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏が、テレビ番組に出演し、日本には補償を出すお金がないのかと質問されると、「ありますよ、日銀でお札を刷ればいいじゃないですか」と即答。「お札の力っていうのは国の経済力の力なんですよ。だからお札を刷って、コロナウイルスの問題がクリアできたらね、また一生懸命働いて、経済力を高めて、お札の信用力を高めればいい」とし「いざというときは日銀で輪転機回してお札を配ればいいじゃないですか。それを全部財務省のほうがね、借金を増やしちゃいけないとかなんとかっていうんですけど、緊急事態なんですから」と緊急時 だから日銀はお札を印刷すべきだと語った。また、ビートたけしも自分のテレビ番組内で、コロナ禍救済には「お金刷ればいいんだから」と語った⬆。2人の識者が言うように国がお金をどんどん刷ったらどうなるのか。円の貨幣価値は大幅に下落し、日本経済が混乱に陥ってしまう危険性が大なのだ。日本がいたずらにお金を刷れば、円安ドル高が進み諸外国からの円に対する信頼が大幅に失墜してしまう。というのは経済学的な一般論、橋下氏が言うように、コロナ禍の「緊急対策」として日本経済全体を毀損しない範囲、つまり円安が起こらない範囲内で「お札を刷る」ことは実行可能なはずだ。政府は、コロナ禍救済のために思い切った「お札の増刷」を今こそ検討すべき時ではないのか。

 

「風邪には漢方がイイ」と医師が口をそろえるワケ。

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風邪かな?」と思ったら、とりあえず「何にでも効きそう」という理由で総合感冒薬に手を伸ばす人がほとんどだ。しかし、「総合感冒薬には熱や鼻炎、咳やのどの痛みを抑える成分がすべて入っていて、カバーする範囲が広い半面、のむ必要のない成分まで含まれている」ことが理由で、風邪の専門家である医師たちは、自分が風邪をひいてしまったときに頼っているのは、「漢方薬」だと言う。風邪の症状に合わせて漢方薬の“使い分け”を実践しているのだとか。内科医の近藤千種医師は、「風邪のひき始めで少しゾクゾクするな、というときには『葛根湯』、寒気がして節々が痛いなど、インフルエンザに似た症状のときは『麻黄湯』をのんでいます」と語り、内科医の大西睦子医師も「風邪には漢方」が効くとし「総合感冒薬がうまく効かずにクリニックを受診する患者が多いですが、漢方をすすめると効果を実感しやすい人が多い。咳なら『麦門冬湯』、鼻水なら『小青竜湯』がよく効きます」と語る。医師たちが風邪に漢方を進める理由はこうだ。風邪はウィルスによって引き起こされ、その種類は無数で病原ウィルスを特定するのは不可能、だから西洋医学で根本的な治療を行うことは出来ず、咳には咳止め、熱には解熱剤といった対症療法しかないという。これに対して「漢方薬」は、ウィルスを除去することではなく、発熱や咳などの体の反応(症状)を鎮めることができ、 人間がもともと持っている自然治癒力を活性化させる効果があるという。「風邪には漢方」という日本独自の習慣、あなたも風邪を引いたら一度試してみてはいかが。

日本人は他人に世界一冷たい、コロナ感染は「自業自得」だと。

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昨年、コロナ禍の初期に行われた大阪大学の三浦麻子教授らの調査により、日本では他の国よりも「新型コロナウイルスに感染するのは自己責任」と考える人が多いことが分かった。教授らが400~500人に「感染する人は自業自得だと思うか」と質問をしたところ、「どちらかといえばそう思う」「ややそう思う」「非常にそう思う」のうちのいずれかを選んだのは、アメリカで1%、イギリスで1.49%、イタリアで2.51%、中国で4.83%だったのに対して、日本はアメリカの11倍の11.5%の人が「自業自得」と答えている(⬆上図参照)。未知のウィルスの感染者を「自己責任」と切って捨てる思想はどこから来たのだろうか。敗戦後の日本社会は、欧米に倣って自由主義の思想が広がり、自由に何をしてもよいし、何をいっても許されるが、その行為の結果は「自己責任」、という西洋風の合理的な考えが広まり、仏教用語の「自業自得」という言葉が本来の意味とは違った使われ方をしてきた。その結果、世界で最も他人に冷たい日本人の異様さが浮き彫りになったというわけだ。欧米をマネた中途半端な「自己責任」論を振りかざす11%の日本人に欧米に伝わる自己責任の本当の意味がわかる「ことわざ」を教えてあげたい。Harm set, harm get.《災いを仕掛けるものは災いに遭う》。 He that hurts another hurts himself.《他人を傷つけるものは己を傷つけることになる》。 Curses return upon the heads of those that curse.《呪いは呪うものの頭上にもどってくる》。コロナ感染は「自業自得」と考えてる人がもしコロナに感染したら、どんな言い訳するのだろうか(笑)

 

イタリアでアメリカでワクチン接種後コロナ陽性、でも心配無用。

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年末の12月29日、アメリカのサンディエゴにある病院に勤務する45歳の看護師がファイザーワクチンを接種したのに6日後、悪寒や筋肉痛、疲労などを感じ、検査を受けたところ、コロナ陽性が確認された。1月3日には、イタリアのシチリア州にある病院に勤務する医師フランコさんが州都パレルモでファイザーワクチンの1回目の接種を受け、その6日後の今月2日、新型コロナ陽性反応を示した。コロナ禍が収束するどころかますます拡大する中、人々の唯一の希望であるコロナワクチンを接種しても効かないという実にショッキングなニュースだ。アメリカの感染病の専門家は「コロナの予防効果が出るのはワクチン接種後10─14日程度後ということが治験で分かっており、今回のワクチン接種6日後の感染は予想されていた」とし、「ワクチンの予防効果は1回目の接種で50%程度、2回目で95%に上がる仕組み」だと述べている。イタリアの保健高等諮問委員会は、「ワクチンの接種を2回受けてこそ免疫システムが完全になる」とし、「6日後に感染したのは予想外のことでない」と話し、「治験でも1回目の接種後に感染事例が報告されている」とし「ワクチンを1回打ったからといって決して安心してはいけない」と述べた。さらに、感染病の専門家は、「陽性判定が出たのは抗体がまだ形成されていないためだ」と説明、「ワクチンを接種したからといってすぐに効果が出るわけではなく、抗体ができるまでにおよそ10~14日ほどかかることがわかっている」また「効果が完全に出るには2回目のワクチンの接種が必要だ」と強調した。「コロナワクチンは1回だけの接種では、あまり効果がない」、2月から我が国でも始まるワクチン接種のまえに、この事を頭に入れておく必要があるだろう。

「ダウンタウン老化」の記事に、松本人志57歳がマジ切れした。

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大晦日に放送され11年連続の民放視聴率トップをマークした日本テレビの番組「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!」の「絶対に笑ってはいけないGo Toラスベガス24時!」。この番組についてネットニュースのJ-CASTニュースが、主役である還暦間近のダウンタウンの松本人志(57)と浜田雅功(57)について、「ゲームでの動作が遅い」、と「ダウンタウン老化」を指摘する記事を書いた。これに対して、松本人志がこの記事を署名入りで書いた編集者の坂下明永氏を名指ししてTwitter上でブチ切れた(⬆上の画面)。「えらい言われようやな…歳をとる事が罪ですか?今年はやらないので勘弁して下さい。ライターの坂下明永さんとやら」。無名のJ-CASTライターの記事に、お笑い界の大御所である松本人志はいつものように笑い飛ばさずに、ナゼ本気で怒ってしまったのか?本人が言うように「年をとった事」をズバリ指摘されたためだ。お笑い界のトップに君臨する松本人志にだって「老い」は確実に迫っている、と言うより彼自身がその事にうすうす気づいているからこそ、それをズバリ指摘されて思わず顔色を変えてしまったというわけだ。彼は過去に「コメディアンは、スポーツ選手とかと一緒やと思うから、絶対どっかで引退せんと。ホンマは動けてないねんけど、動けてるフリしている人いっぱいいるじゃないですか」と語ったことがある。そして、Twitter上での「今年(大晦日)はやらない」という宣言、頭脳明晰な彼は、どうやら今年58歳になる自身の「引き際」について考え始めているように思われる。

 

マグロ初競り、常連「すしざんまい」がセリ落とさなかったワケ。

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東京・銀座の「鮨 銀座おのでら」⬆が、東京・豊洲市場で行われた新春恒例のマグロ初競で、青森・大間産クロマグロ(208kg)を最高値となる2,084万円で落札した。「鮨 銀座おのでら」の一番マグロの落札は、築地市場での最後の初競りだった2018年以来、3年ぶり2度目のことだ。このニュースは、正月恒例のニュースとしてNHKをはじめテレビ全局が繰り返し報道したため、「鮨 銀座おのでら」の知名度は急上昇するに違いない。マグロの初競りといえば、毎年のように高値を付け初競りを盛り上げてきた「すしざんまい」を運営する「株式会社喜代村」の木村清社長が有名だ。彼は、お店の知名度をあげる宣伝費のつもりで、過去に3億円以上で競り落としてみせるなど、その宣伝力に長けた人物だが、コロナ禍の今年は「外出が自粛ムードなので、あんまり派手にやるのはちょっといかがなものか、ということでね」と言い、今年の初セリで競り落とさなかった理由を明らかにした。たしかに「すしざんまい」がコロナ禍の正月に一番マグロを高値で落札したら、せっかく「マグロ初競り」で築き上げてきたお店のイメージが 一気にダウンしてしまうに違いない。実に賢明な社長の判断だろう。で、今年の初競りで一番マグロを落札して知名度を上げた「鮨銀座おのでら」には、コロナ禍のなかでどれほどの人が来店してくれるのだろうか、他人事ながら心配だ(笑)

「人生が楽しくなかったから人生を創造した」とココ・シャネル。

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12歳で母と死別し、父親に孤児院に預けられ、そこで育ったココ・シャネル。18歳で孤児院を出た後は、たったひとりで自分の人生を切り開いていく。ファッション界で成功した後に「私の人生は楽しくなかった。だから私は自分の人生を創造したの」とシャネル自身が語ったように、孤児院で学んだ裁縫で仕立て屋に勤めたのをきっかけにしてファッション界での成功の階段をあらゆる手段を使ってシャネルは駆け上ってゆく。孤児院を出てわずか10年足らずの27歳、富豪の愛人となったシャネルはパリで最もファッショナブルな地区に富豪に出店費用を出させてブティック「シャネル・モード」を開店、彼女の制作した帽子を販売した。その11年後の1921年にはシャネルの香水「No.5」「No.22」を発表している。やがて大企業に成長した「シャネル」だったが、第二次世界大戦が始まるとすべてのビジネスを閉鎖してしまう。パリがドイツ軍に占領されると、シャネルはパリ駐在のドイツ外交官・諜報員と愛人関係になり、戦時中、シャネルはドイツのスパイ活動に関与する。第二次世界対戦が終結すると、シャネルはナチスのスパイ活動に協力したことで犯罪者として逮捕されるのを怖れてスイスに亡命。1954年、70歳を過ぎたシャネルはスイスでの亡命生活を終えパリへと戻り、あの有名なシャネルスーツを発表。ファッション界への復帰を果たしたのだ。傍から見れば「波乱万丈」すぎるシャネルの人生、しかし、ファッション界で常にトップを走り続けるために「自分の人生を創造し続けた」稀有なアーティストであった事は確かだろう。