ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

「風邪には漢方がイイ」と医師が口をそろえるワケ。

f:id:gunjix:20200927225738j:plain

風邪かな?」と思ったら、とりあえず「何にでも効きそう」という理由で総合感冒薬に手を伸ばす人がほとんどだ。しかし、「総合感冒薬には熱や鼻炎、咳やのどの痛みを抑える成分がすべて入っていて、カバーする範囲が広い半面、のむ必要のない成分まで含まれている」ことが理由で、風邪の専門家である医師たちは、自分が風邪をひいてしまったときに頼っているのは、「漢方薬」だと言う。風邪の症状に合わせて漢方薬の“使い分け”を実践しているのだとか。内科医の近藤千種医師は、「風邪のひき始めで少しゾクゾクするな、というときには『葛根湯』、寒気がして節々が痛いなど、インフルエンザに似た症状のときは『麻黄湯』をのんでいます」と語り、内科医の大西睦子医師も「風邪には漢方」が効くとし「総合感冒薬がうまく効かずにクリニックを受診する患者が多いですが、漢方をすすめると効果を実感しやすい人が多い。咳なら『麦門冬湯』、鼻水なら『小青竜湯』がよく効きます」と語る。医師たちが風邪に漢方を進める理由はこうだ。風邪はウィルスによって引き起こされ、その種類は無数で病原ウィルスを特定するのは不可能、だから西洋医学で根本的な治療を行うことは出来ず、咳には咳止め、熱には解熱剤といった対症療法しかないという。これに対して「漢方薬」は、ウィルスを除去することではなく、発熱や咳などの体の反応(症状)を鎮めることができ、 人間がもともと持っている自然治癒力を活性化させる効果があるという。「風邪には漢方」という日本独自の習慣、あなたも風邪を引いたら一度試してみてはいかが。