シルヴェスター・スタローン主演の1976年のボクサーが主人公の映画「ロッキー」で、Women weaken legs!(女は足にくる!)⬆とトレーナーが言う場面がある。これは、女性とのセックスによる疲労が脚力を低下させるので、試合の前はセックスするなと注意するトレーナーのセリフだ。では、実際にセックスによって消費されるエネルギーは一体どれぐらいなのか。これについて研究分析を行ったスペインのアルメリア大学とムルシア大学の共同研究チームの分析では、心拍数モニターを取り付けたカップルが性行為に臨んだ研究によると、性行為中の平均心拍数は90~130bpm、ピーク時は145~170bpmだった。消費カロリーでは、1回の性行為で男性は約101kcal、女性は約69kcalが最大値だった。ピーク時の心拍数を除けば、これらの結果は「穏やかなジョギング」の消費カロリーに相当するという。また、若く健康なカップルのセックスの持続時間は平均32.38分で、心血管疾患患者のセックスを調べた別の研究では平均18.6分だった。研究チームのリーダー「ホセ・M・ムヨール教授」は、「性行為の運動強度は体位や時間などによって左右されますが、総合的に見ると性行為は中程度からかなり激しい程度の身体的消耗を生じさせる可能性があります」と結論付けている。そろそろお腹が出ているのが気になるあなた「ジョギングはメンドウだけど、この手があったのか!」と思いませんか(笑)