ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

冬のリビング室温、北海道20.3℃、香川県13℃、あなたの部屋は?

全国約2190戸の戸建て住宅を対象に、慶応大学の伊香賀教授らの研究チームが2022年〜2023年冬の2週間、室内の温度を10分おきに調べ都道府県ごとにその温度差を発表した。その結果、「リビング」の平均室温が、WHOが勧告している健康被害の出ないとされる18℃⬆を超えたのは、北海道・新潟・千葉・神奈川のわずか4道県、ほとんどの地域が18℃を下回っていた。意外にも北海道20.3℃や新潟県18.4℃など寒冷地の方がリビングの温度が高く、最も寒かったのは温暖な四国の香川県の13.1度だった。東京17.1℃、名古屋16.4℃、大阪16.7℃と大都市圏の住宅のリビング温度が軒並み低かったのも意外だった。世界保健機関(WHO)は、室温が18℃以下だと血圧の上昇や冬場に増える「ヒートショック」によって引き起こされる血管系の病、さらには呼吸器系の病などを招きかねないと警告している。今回の調査チームの伊香賀教授が冬に死亡率がどれくらい増加するかを調べたところ、室温が高い北海道では10%の増加に留まっているのに対して、室温が低かった香川県では21%も冬の死亡率が増加していることが分かったという。日本の戸建て住宅の約9割が20年前の断熱基準すら満たしていないという現実、窓を二重ガラスにして断熱したり壁に断熱材を入れるなどの防寒対策、あなたの住まいはもう済んでますか?