ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

ブギウギって何だ?正しい意味を知っとこう。

NHK朝の連続テレビ小説「ブギウギ」が話題になる中「ブギウギ」とはどういう意味か、気になった方も多いはず。語感がおもしろく、その語感のままの楽しい音楽という印象があるが、そのルーツは何なのか。「ブギウギ」は英語では「Boogie-woogie」、踊りを意味する「Boogie」とリズムを整える「woogie」の2つを合わせた言葉だといわれている(諸説あり)。ブギウギは、20世紀前半にシカゴで大ブームをもたらし、アメリカ全土に広がった身体を熱狂させるようなスイングの効いた独特な8ビートのリズムが特長だ。このブギウギが日本で知られるようになったのが服部良一が作曲し笠置シズ子が歌い踊って大ヒットした「東京ブギウギ」。作曲した服部良一がブギウギのリズムに興味を持ったのは戦時中の1941年、。それまで服部が慣れ親しんできた黒人のスイングジャズメン達がこぞってブギウギを取り入れていったことに触発され、アメリカで大ヒットしたアンドリュー・シスターズのBoogie Woogie Bugle Boy⬆(YouTube参照)の「譜面」を手に入れる。そして終戦、服部良一は、戦後の暗い日本を勇気づけるために、体が勝手にリズムに乗りウキウキと陽気になれるこのブギウギのリズムを笠置シズ子に歌い踊らせる「東京ブギウギ」を作曲したのだ。焼け野原だった日本中に、この「東京ブギウギ」が流れ、多くの日本人が戦後復興の「活力」を「この歌」から得た、といっても過言ではないだろう。