⬆上の画像にご注目、世界最大の動画配信サービス会社NETFLIXが日本発のアニメ「ワンピース」の実写版画面に向かってThank You!(ありがとう!)と呼びかけ、右画面ワンピース出演の俳優たちがYou're Welcome(どういたしまして)と答えている図だ。そして画面の下にはCrushing The Competition(競争相手を粉砕)と書かれている。つい先日、Netflixは第3四半期の契約者数が、900万人増加した事を発表した。600万人とされていた市場予想を大幅に上回り、Netflixの株価は10%以上も急伸した。昨年には、過去10年間で初めて加入者が減少するなど、Netflixは様々な要因から苦戦を強いられていたが、ここに来ての復活劇によって3週連続で世界ランキングで首位を獲得した、実写版「ワンピース」の影響が大きかった、とNetflixは公式に認めている。CEOのサランドス氏は、「『ワンピース』は84カ国で首位だった。これはあの『ストレンジャー・シングス 未知の世界』(アメリカで人気のSFホラードラマテレビシリーズ)でさえも、達成できなかったことだ」と語り、さらに、「英語版の作品が、言語の異なる多くの地域で、同時に人気を集めるのはかなり珍しい」ことだと話した。正直面白みがないコンテンツが多かったNetflixに、彗星の如く登場した「ワンピース」、NetflixのV字回復に多大な貢献をした日本プロデュースのコンテンツ、我々日本人にとって鼻の高い出来事と言えるだろう。