人気俳優の佐藤二朗(53)⬆が、ツイッターに「僕みたいな不細工で、何の華もないルックスの中年オヤジの俳優が、演技の技量により芸能のセンターに行くことは、大袈裟を恐れずに言えば、今後の日本のエンタメ界にとっても、もちろん僕自身にとっても重要と考え、そこに挑む所存。身の程知らずは百も承知。が、今、それをやらねばと本気で考える」とツイートした。地方の大学を卒業後、俳優を志して文学座俳優養成所の入団試験を受けるも不合格、しかし俳優への道を諦めきれず27歳の時、会社勤めしながら養成所・劇団の知り合いに声をかけて演劇ユニットを旗揚げしたが鳴かず飛ばず、 31歳でチョイ役で出演したTVドラマで初めて彼の演技力が注目された。佐藤本人によると「板東英二さんにがんを告知する『医者A』って言う役で。名前はないですよ。ワンシーンだけ。セリフは3行ぐらいかな。使ってくれたんです。わりと面白いシーンになったんです。短いシーンですよ。それを主演の本木雅弘さんは当然見るし、本木さんの事務所の社長も当然見るじゃないですか。ほんで、その社長が1シーンだけの僕を見て『誰だこいつは』ってなる、それで引き抜けってなって」とブレイクするきっかけをつかんだ場面について語った。わずか3行のセリフに持前の「演技の技量」を見せつけた佐藤二朗、佐藤が言う「暗黒の20代」が去って人気俳優 への道を歩む30代の人生が、ここから開けたのだ。