地球温暖化によって南極の氷が解けて海面上昇が起こり海抜の低い島国は水没の危険があるというのが現代科学の定説だ。その代表として南太平洋の島しょ国ツバルが国ごと水没してしまう危険性をしきりにマスコミで騒ぎ立てられてきた。ところが、衛星写真を使って1971年~2014年までの43年間のツバルの地形変化を追跡したニュージランドの大学研究チームがツバルの国土面積が43年間で減るどころか2.9%も増えているという分析結果を発表したのだ。この驚くべき結果に世界中の海洋学者のほとんどは当然の結果と受け止めているという。なぜなら、この数十年ツバルの潮位にさしたる変化が見られなかったことが一番の理由だと言う。サンゴ礁の上に砂が堆積してできた島国ツバルでは潮位が高い時期に地盤のアナを通じて海水が浸み出して低地が水没する現象は度々起こる現象で、それを見て地球温暖化のせいで水没すると騒ぎ立てるのは「間違いだ」と海洋学者達が以前から指摘し続けていたのに、世界中のマスコミは「沈みゆく国ツバル」を繰り返しアピールし続けてきた。日本の場合もそうだろう。地球温暖化のなかで今年の冬の寒さは過去の記録を次々に塗り替えているではないか。地球温暖化の問題は我々人類にとっておろそかにできない問題だが、科学者が寄ってたかって「地球温暖化でツバルの国が水没する」というような科学的な裏付けもないままでいい加減な警鐘を鳴らし続けることの方が問題だろう。世の科学者よ「地球温暖化」の原因分析にもっとまじめに取り組め、と言いたくなるツバルが水没どころか国土面積が増えているという「笑えるニュース」であった。