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北京冬季五輪の開会式(⬆上写真左)が昨晩の午後9時過ぎに始まると、ツイッター上に「始まって10分で東京五輪の開会式(⬆上写真右)より勝ってる」「東京五輪の開会式を余裕で越したな」などの声が次々と上がりはじめた。さらに「東京五輪の開会式よりもアジア感あるな」「北京の開会式が始まったばかりなのにきれいに圧倒されてる」「綺麗過ぎるだろ!!! 北京」「東京五輪の開会式より勝ってる」「東京五輪より素敵」「演出と映像は東京よりよっぽどいい」などの感想が続々と書き込まれた。誰が見ても五輪開会式の演出は、半年前の東京オリンピック2020よりも北京の開会式の演出が勝っていると感じられたのは、なぜなのか?北京冬季オリンピック大会の開閉会式は、08年の夏季北京五輪開閉会式でも総監督を務めた映画監督のチャン・イーモウ氏が、総合演出を手がけているからだ。これに対して、夏季の東京オリンピックでは、チャン氏のような優れたプロヂューサーが不在だったからピント外れの演出になってしまったのだ。東京大会の主催者である組織委員会は、日本一の広告会社電通に、開会式と閉会式の演出を丸投げしてしまった結果、北京大会のように優れた「演出家」1人によるプロヂュースではなく、電通による合議制による演出プランが立てられていったため、無難だけれど魅力に乏しい演出プランが出来上がったというわけだ。オリンピックの舞台演出でも中国に負けてしまう国ニッポン、どうすれば良いのだろうか。