ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

「お嬢ちゃんが殴り合って」張本勲氏の親心発言なぜ批判?

f:id:gunjix:20210812005657j:plain

日本ボクシング連盟の内田貞信会長が、TBSテレビ「サンデーモーニング」内で、スポーツ評論家の張本勲氏による「女性およびボクシング競技を蔑視(べっし)したと思わせる発言があった」としてTBSに対して抗議文を送ったという。張本氏の蔑視発言とされるのは、東京五輪女子フェザー級で入江聖奈選手(日体大)が金メダルを獲得した事について「女性でも殴り合い好きな人がいるんだね。嫁入り前のお嬢ちゃんが顔を殴り合って。こんな競技好きな人がいるんだ。それにしても金(メダル)だから、“あっぱれ”をあげてください」と感心した様子で語っていた場面だ。このシーンを見ていて、張本氏が「蔑視発言」をしていると感じた人が果たして何人いるのだろうか。81歳のご老人が、嫁入り前の娘が顔を殴り合うことを心配しての「親心発言」の一種だと聞き流したのは私だけなんだろうか?張本氏は、辛口が過ぎるスポーツ評論家としてSNS上では若者たちから忌み嫌われている人物だが、今回の発言は辛口どころかお年頃の女子ボクシング選手の身を案ずる優しいおじいちゃんの口振りだ。しかし、張本氏の意見を全否定する輩にすれば、この「親心」発言ですら「蔑視発言」になってしまう。当たりハズレのない穏当な発言以外は許さない、辛口の意見なぞ以ての外という現代の世の中に蔓延るこうした風潮はいかがなものだろうか、SNS上の騒ぎに便乗した形での日本ボクシング連盟の大袈裟すぎる「抗議文」提出に、ふとそう思ったしだい、あなたのご意見はどうですか?