ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

10年も干されてた芸人ヒロミ、なぜテレビ局は呼び戻したのか。

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1990年代から2000年代にかけて、バラエティー番組やワイドショーに引っ張りだこのタレントだったヒロミ⬆。毒舌キャラとしてブレイクしたが、時が経つに連れ、ヒロミの悪態の限りに視聴者から批判が集中した結果、各局のレギュラー番組をすべて失うことになり、10年間もテレビから姿を消していた。その彼がテレビで再ブレイクしているのは誰もがご存知の通り。10年ものブランクが有るヒロミをテレビ番組のプロデューサーはなぜ呼び戻したのか。あるバラエテイ番組のプロデューサーは「彼特有の物怖じしない態度で誰にでも突っ込んでいく姿勢、番組をうまいことかき回してもらう立ち位置として使えると判断したから」「番組内でかなりのトークができて番組を盛り上げる役割、つまり的確にボールを受けたり投げたりできる才能がある。このポジション(のタレント)はなかなかいないので、ヒロミさんがハマったということ」とTVに呼び戻した理由について語っている。再ブレイク中のヒロミは、毒舌時代と打って変わってプロ顔負けのDIYの腕前や、妻・松本伊代への優しい接し方などから、今では「理想の夫」「理想のおじさん」として、視聴者の心を掴み、好感度の高いタレントになっている。同じ再ブレイクタレントである坂上忍とのテレビ対談でこんなやり取りがあった。ヒロミが「オレの中では離婚という選択肢はない。離婚という選択肢がないから、仲良くするか、オレが笑って過ごすしかない」と語り「何があっても離婚しないんですか?」と問う坂上に、「離婚はしない。もし、ママが『別れて』って言ったら別れるよ。でも、オレから別れることはないと思う」と断言。ヒロミがテレビに復活し、再ブレイクできたのは、この「すべてを包み込む優しさ」が時代のニーズに合ったからに他ならない。