元ドイツ首相ゲアハルト・シュレーダー氏が昨年、韓国を訪問した際に、「慰安婦被害者はノーベル平和賞を受ける資格が十分だ」と発言したことに意外さを憶えた日本人が多かったに違いない。なぜなら、ユダヤ人大量殺戮を行ったナチス・ドイツについて首相在任中に一度として公式な場で謝罪を行ったことのないシュレーダー氏からの唐突な発言だったからだ。しかし、最近のニュースを見てやっとその発言のナゾが解けた。シュレーダー氏は年内中に韓国人女性と結婚するという話なのだ。永らく奥さんと別居中だったシュレイダー氏が国際経営者会議の場で知り合ったという韓国人女性キム・ソヨン女史、彼女は現在74歳のシュレーダー氏より27歳も年下の47歳のバツイチ女性だ。まだ正式には離婚していないシュレーダー元首相の妻は現在離婚訴訟を起こしている最中だが妻は「離婚についての唯一の理由ではないが、そのうちのひとつがキム フラウ(独語でミセス)」だと語っている。ところでドイツの週刊誌「デア・シュピーゲル」はシュレーダー元首相が話せる韓国語は『愛してます』だけ」と報じているが、その彼が日韓の政治問題である慰安婦騒動についてどれほどの知識を持っているというのだろうか。「慰安婦にノーベル平和賞を」と韓国人新妻の片棒をかついで見せたシュレーダー氏の軽々しすぎる発言は、単なる「老人のたわごと」にしか聞こえないと思ったのは私だけなんだろうか。