中国人の訪日人数が昨年度で年間700万人を突破した。中国のメディアでは、中国人の日本での様々な異文化体験談がしばしば記事にされているが、最近しきりに取り上げられるのは「日本人が街中でケンカをしてるのを見たことがない」という記事だ。中国国内ではレストラン、空港、病院、など人が集まる場所では必ずお目にかかる中国人同士の派手なケンカのシーンがなぜ日本では見られないのか。中国の大衆メディアの「伝送門」や「今日頭条」に載せられた分析結果を見ると「日本人は世間の目を気にするからだ」と言うのだ。つまり日本人同士が公衆の面前でケンカしないのは世間から「疎外」されるのを怖れているからだ。中国より狭い国土の日本では「疎外」されると逃げる所がないため人前でのケンカを我慢しているのだと解説している。さてはて、共産党一党独裁で言論の自由は認められず国民一人ひとりが選挙にも参加できない独裁国家に対して、日本人以上に血の気の多い中国国民はいつ取っ組み合いのケンカを仕掛けるのだろうか(笑)独裁政権である中国政府から「疎外」(弾圧)されるのを恐れて国とはケンカしないでおくつもりなのだろうか(笑)1年間に1億人も海外旅行している中国人が自由の国ニッポンのような民主主義の国々を見聞して「人前でケンカしない日本人」に気付くのではなく「自由を謳歌している羨ましい姿の日本人」に早く気付いて、公衆の面前でケンカするのが大好きな中国人が「我々にも自由を」と中国の独裁政府にケンカを売るところをぜひ見てみたいものだ、そう思うのは私だけのことだろうか(笑)