ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

宇多田ヒカルはイチローのようにアメリカ人を熱狂させられるか。

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先日、宇多田ヒカルが歌った「光ーRay of Hope MIX」が全米のiTunes総合ランキングで2位にランクインしたというニュースが飛び込んできた。昨年9月の「Fantome」の6位へのランクインにはじまってiTunesアルバムランキングで世界の各国でつねに上位を獲得してきた宇多田ヒカルがついに2位を獲得したことは宇多田ファンにとっては「遂に世界が認め始めた」と鼻高々な気分だろう。しかし、海外での反応はそれほど熱狂的と言う感じはあまり無い。宇多田ヒカルについて「英語の歌詞が少しだけでほとんどが日本語で良くわからない」など日本語というコトバのカベを指摘する海外ファンも多いのだ。見ただけですぐ理解できる野球の世界ではイチロー松井秀樹に全米のファンが熱狂したことは我々も承知している事実だが、声や音で理解するミュージックの世界で日本人が本当に理解され英語圏の人々が熱狂するとは俄かには信じがたいのである。かって、坂本九が歌った「上を向いて歩こう」が「SUKIYAKI」とタイトルが変えられビルボードで4週連続1位を獲得したのは54年前つまり半世紀以上前の話だが、ちなみにビルボードHOT100(シングルチャート)では坂本九の1位以外ではピコ太郎のPPAPが77位に入っているが宇多田ヒカルはどの曲でもランクインしたことがない。歌詞がわからなくても何故か世界中の人々の心に響く歌、宇多田ヒカルの楽曲が半世紀以上前の「SUKIYAKI」ソング同様に歌詞が解らなくても世界中の人々の心に響く名曲へと育ってくれることを期待したい。