ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

レアルのあとは天皇杯、「体を張る」鹿島アントラーズ勝利の方程式。

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正月元旦にまたしても鹿島アントラーズ天皇杯を制して見せた。世界王者レアルマドリードを苦しめた興奮が冷めやらないでいる間に再び挙げた快挙である。鹿島アントラーズは何故こんなに勝負強いのか。私のような素人目には、J1で過去に遡って一番タイトルを獲得している歴史あるチームだから当然なのかもしれないとも思うのだが、ここ一番で勝負強さを発揮するそのチームワークは何とも素晴らしい。天皇杯準決勝で対戦した横浜マリノスのDF小林選手は試合後のインタビューで「鹿島との力の差を感じた。ミスを見逃して呉れなかった」と語り、決勝戦の相手川崎フロンターレ中村憲剛選手は「鹿島は体を寄せてやらせないとかつねに体を張ってきた」と口々に答えている。鹿島アントラーズの選手は、レアルマドリードの選手たちが手こずったように、人数をかけて相手のシュートコースを阻み、シュートを打とうとしても激しく体を寄せて打つのを阻止する、というように、海外サッカーの強豪チームによく見られる「つねに体を張ったプレー」をし続けることが勝負強さを生んでいるように思われる。日本代表のハリル監督は、鹿島アントラーズがつねに行っている「体を張る・体を激しく寄せる」サッカーを、代表に選んだ選手たちに徹底させることができれば、ロシアW杯での飛躍も夢では無くなる、そう思わせてくれた鹿島アントラーズ天皇杯優勝であった。