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今年の大みそかの紅白歌合戦の出場歌手が発表された。その中にこれまで39回の出場を誇るベテラン歌手和田アキ子の名前が無かった。これを受けてすぐさま和田アキ子は報道各社に対してコメントをだした。「今回落選したことはとても残念に思っております。40回出場という節目でもありましたので、正直悔しい気持ちです」と現在の心境を吐露している。NHKの番組担当プロデューサーは落選の理由を問われてこうコメントした。「総合的な選考の中で判断させていただいたということです」いやはや何ともニベのない返答である。和田アキ子に過去3度も紅白の司会を務めさせ、しかもトリを取らせたこともある大御所の歌手に対してリスペクトする気持ちのカケラも無いこうした対応にはNHK特有の驕りの部分が見え隠れしている。彼女の歌手としての経歴に対して崇敬の念があるならば、かっての北島三郎がしたように事前に紅白出場を辞退させるというベテラン歌手にふさわしい花道を用意してあげるのが筋道と言うものだろう。和田アキ子は、NHK紅白歌合戦への過去の貢献度を無視され、裏切られたカタチで引導を渡された事に、正直悔しい思いでいっぱいだろう。それでも彼女の今回のコメントの最後に「いくつになっても声の出る限り和田アキ子は歌い続けてゆきます」と強いメッセージを残したことに一視聴者として安堵させられたのと同時にこれからもめげずに歌手の王道を歩き続けて欲しいと応援の拍手を送ってあげたい。