ピコ太郎のワールドワイドな人気は留まることを知らない。ついに、今が旬のトランプ新大統領の孫娘アラベラ・ローズちゃんがベッドの上で「ペンパイナッポーアッポーペン」と歌う動画が世界中で話題となり再生回数が40万回を超えたとニュースになった。地球規模のエンターティナーになれるこのチャンスに当のピコ太郎本人は、物珍しさだけで呼ばれる日本国内のテレビ局のあちこちに頻繁に出演を繰り返している。たった45秒のPPAPの1曲だけで座を持たせるのは難しい。昨日のある番組の中で「持ち歌はこの1曲だけですか」と質問されてピコ太郎は「いや60曲以上持ってます」と胸を張って答えていた。それだけの曲数を持ちながら、しかも世界中が注視しているいま、彼はなぜニューヨークでロンドンでパフォーマンスしないのか。案の定、NHKの紅白に幕間のチョイ役で出演が許されただけで彼は大喜びしている有り様だ。ピコ太郎よ、君にはプライドと言うものが無いのか?長い間下積みで苦労してやっとYouTubeで花開き、前からの夢だった世界的なエンターティナーへの入り口に立てたと言うのに、相も変わらずギャラ欲しさに奔走しているその姿はあまりにも悲しすぎやしないか。ピコ太郎が世界的にブレイクするきっかけをくれたジャスティン・ビーバーはYouTubeに投稿した動画で知名度を上げたのをテコにして世界へと大きく羽ばたいたというのにピコ太郎はなぜ世界へと目を向けないのか。このままだとトランプ氏の孫娘が物心つく時分にはピコ太郎は現在のような国際的な大舞台からは完全にフェイドアウトしているに違いない。ローズちゃんもきっと悲しむことだろう。