アメリカのトランプ大統領が国連総会での演説で「北朝鮮を完全に破壊する」と発言したことにすっかり怯えきってしまったチビのロケットマン金正恩。世界各国に自ら記した書簡を送るという異例の行動に出て世界中に向けて「泣き」を入れて見せた。その全文を読んでみるとトランプ大統領の恫喝がかなりの衝撃を金正恩に与えた事が良くわかる。「国連総会での演説なのだから大統領らしいもっと品位のある言葉を使うべきだ」とか「1つの主権国家を完全に壊滅させると言う発言は正常な人(自分の事)に物事の分別とか冷静さを失わせる」とトランプ大統領の恫喝が金正恩にとってかなり衝撃的だったことを窺わせる文面になっている。さらには、アメリカへの報復措置について金正恩の最近よく使う決まり文句「慎重に考慮する」という言葉でしっかりと結んでいる。金正恩の主権国家を壊滅するというトランプ大統領に対して報復を実行するかどうかについてはうやむやな表現で誤魔かしている。経済制裁やペルソナ・ノン・グラータ(大使の海外退去)などによる包囲網など世界各国からの制裁措置に金正恩が弱り始めていることが良くわかる書簡なのだ。ここら辺でトランプ大統領は「チビのロケットマン」をムチを使って叱りつけるだけでなくアメを与えるタイミングなのではないのだろうか。前大統領オバマ氏を特使で送り、核やミサイル開発を中止させるのに絶好の機会なのではないだろうか。イタズラ坊主を近所のオジサンが叱りつけてるような小芝居をマスコミを通して連日の様に見せられ続けて居る我々にとっては、ここら辺であらたな場面展開を望みたいところである。