ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

フライングする勇気をくれる絵本「あつかったらぬげばいい」。

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昨年、ニューヨーク・タイムズ最優秀絵本賞を受賞した絵本作家・ヨシタケシンスケ氏の新作『あつかったら ぬげばいい』が、児童書の枠を超えて「人生の指南書」「カウンセリングのような1冊」と幅広い世代に響いている。オリコン週間BOOKランキング ジャンル別「児童書」で2週連続1位を獲得。絵本でありながら大人からの反響が大きいという。作者のヨシタケシンスケ氏は、「いろんな物事に対して「暑かったら脱げばいい」くらいシンプルに、世の中を捉えることができたらもっと生きるのが楽になるんじゃないかと、そんな一問一答を列挙していったのがこの本なんです」と語っている。「へやがちらかってたら➡とりあえず むきだけそろえればいい」「ヘトヘトにつかれたら➡はもみがかずにそのままねればいい」「ふとっちゃったら➡なかまをみつければいい」「どうしてもかってほしかったら➡いいこのフリをすればいい」「だれもきずつけたくなかったら➡じょうずなうそをつけばいい」といった、社会のルールからちょっぴりフライングした感のあるQ&A(⬆上図参照)に救われた、という人が多いのだという。我が国ではフライングは、号砲の前にスタートしてしまう「不正」を意味するが、英語の国イギリスでは「好調なスタートを切る」という正反対の意味だ。この絵本は、自分は「ルールを守れない」自分は「人にあわせてばかり」だと自分を責め続ける必要なんてまったくない、つまり、生真面目で小心者の私たちの窮屈な心の中へ、フライングする「勇気」を持て、とヨシタケさんがこの絵本を通じて教えてくれたというわけだ。

1500万円もの寄付が集まった、ニューヨーク日本人暴行事件。

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米国で活動する日本人ジャズピアニストの海野雅威さん⬆が、ニューヨーク市内の地下鉄の駅で暴行されて重傷を負い、病院に入院した。妻によると、手術を受け現在は回復に向かっているという。海野さんは、ハーレムのWest 135th Street駅を出ると、道路を塞いでいる黒人の若者グループに遭遇、海野さんは後ろから押され2人が彼に向かって何かを怒鳴り始め、1人の男性が海野さんを殴り、さらに彼を追いかけて攻撃をし続け地面に押し倒した。暴行したグループは海野さんを「中国のm * therf ** ker」と呼んだと言う。海野さんは、肩と腕に複雑骨折があり、ジャズピアニストとして生計の頼りにしている右腕を完全に使うことができない状況に陥った。緊急の手術が必要なのを知った海野さんの長年の友人である指揮者のジェローム・ジェニングスさんが、クラウドファンディングサイトの「Go Fund Me」を通じて海野さんの手術費用を募った所、目標を大きく超える14万 6300ドル(約1536万円)が集まったという。募金を呼びかけたジェニングス氏によると、「Go Fund Me」への寄付のほとんどは5ドルから100ドルの間であり、386人以上の人々からの善意の寄付だったと言う。日本人を憎悪の対象とする人物がいる一方で、善意の手を差し伸べてくれる人も数多く居る、「アメリカ人は捨てたものじゃない」と思えるニュースだった。

「ドン底からヌケ出す方法」をダイソー矢野社長が語った。

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世界28の国と地域に5500店舗を展開する100円ショップ「ダイソー」。利益がたった1円でも売る商法で、売上4757億円の会社に成長させた創業者矢野社長⬆が、経済誌FORBES JAPANのインタビューで成功したヒケツについて語っている。「僕は学校を出てから10年で職を9回変えて、夜逃げして、火事に遭って、会社が倒産するから自殺するしかない、みたいな体験をしてきたので、学校を出た瞬間に艱難辛苦(かんなんしんく)という背後霊に取り憑かれたんだと思っています。艱難辛苦にがっちり羽交い締めされて、良いことなんて1つもなかった」と若い時の自分を振り返り、「どん底からどうやって抜け出すんですか」という質問をされることが多いんですが、僕は「仕方ない、仕方ないと自分に言い聞かせるんです。それで逃げ切ります」と答えています。僕は艱難辛苦だったおかげで、3つの自分の哲学を持てたんですね。1つ目が「恵まれない幸せ、恵まれる不幸せ」、2つ目は「仕方がない、仕方がない」。信長でさえ、明智光秀に襲われたとき「是非もない」、今の言葉でいう「仕方がない」と言って死んでいったんですから、我々のような凡人は「仕方がない」という言葉が当てはまって当然なんです。僕はずっと「自分には能力と運がないから仕方ないんだ」と言い聞かせて逃げてきました。3つ目が「ありがとう、感謝します」。この3つの言葉で大きくなれたような気がします」と語っている。この他に大切なことは?という質問に対しては「僕は大した経営者じゃないと思っているので、よく分かりません。ただ、ものすごく働きました。働くことが大好きです。朝5〜6時から夜中の1〜2時まで毎日働いていたので、昭和18年生まれでよく働く人のランキングを作ったら、10番以内には入っていると思います」と懸命に働くことが(成功する上で)大切な事なのだと語っている。

 

 

暗殺者にサインするジョンレノン、この男に数時間後に殺された。

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20世紀を代表するロックバンド・ビートルズのリーダー「ジョン・レノン」は、1980年12月8日22時50分、スタジオ作業を終え自宅アパートのダコタ・ハウスで車から降りたとき、その場に待ち構えていたマーク・チャップマンが暗闇から「レノンさんですか?」と呼び止めると同時に拳銃を両手で構え5発を発射、4発がレノンの胸、背中、腕に命中し、彼は「撃たれた!(I've shot!)」と2度叫びアパートの入り口に数歩進んで倒れ込んだ。撃たれたレノンは全身の8割の血液を失い、失血性ショックによりルーズヴェルト病院で23時すぎに死亡した。暗殺犯チャップマンは、ジョン・レノンの伝記を読み、そのリッチな生活に怒りを憶えてレノン殺害計画を思いつき、ハワイの自宅を出てレノンの住むダコタ・ハウスを訪れたのだという。同日の夕刻、サインを求める人が数名レノンに近づき、その中にチャップマンがいた。チャップマンはレノンに「ダブル・ファンタジー」のアルバムを無言で手渡し、レノンがそれにサインした。アルバムにサインし終えたレノンは、どういう訳か見ず知らずのチャップマンに向かって「君がほしいのはこれだけかい?」(Is this all you want?)と尋ね、チャップマンは笑顔でそれにうなづいた。この場面にレノンのファンで写真家のポール・ゴレシュ(Paul Goresh)が居合わせ、レノンと暗殺犯チャップマンが「遭遇」した場面を偶然にも写真に収めていた(⬆上の写真)。この時、レノンはチャップマンがサイン以外の目的を持っている気配を察して「君がほしいのはこれだけかい?」と尋ねたのかもしれないが、チャップマンが 数時間後にまさか「自分を暗殺する人物」だとは予想だにしていなかったに違いない。

 

「日本の住宅街はギリシャより貧しく見える」とドイツ人。

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4chanインターナショナルの掲示板に、「日本(の住宅街)は貧しいバージョンのギリシャに見える」というドイツの青年からのスレッドが立った。これについての海外の反応を見てみよう。「ギリシャと同じ古代から続く優秀な人達(日本人)をいじめるなよ、彼らは俺達の友人だ」「道路以外はベトナムとかそういう場所っぽい 」「日本の家はあまり壁が分厚くない、こういう道路では全ての生活音が聞こえてくるんじゃないか?俺が日本にいた頃はバルコニーでBBQなんて出来なかった。隣の家の風呂場の窓まで3フィートしか離れてなかったから」「街並みが途上国っぽく見えない国なんてあるのかな?モナコにだってこういう場所はあるはずだ」「(日本の)電線や電車は好き、近所に駅があればどんなにいいことか、みんなアメリカの郊外がいかに退屈でつまらないか分かってない、唯一足りないものは大きい木かな」「日本の郊外に住めたらどんなにいいことか、俺はコンパクトな建築、狭い道、電線が好きだ、住民が緑を保つことを重点に置いてるので都市部ほど圧迫感が無い、凄く優しくて謙虚な感じがする」。そう言えば、むかしアメリカから来た女子大生を東京駅からJR湘南電車で鎌倉まで案内した時のこと、東京駅を出発してから電車の窓の外をじっと眺めていた彼女が、小さくて家と家の間にスキ間無く電車の沿線にビッシリと並んでいる住宅街を眺めながら、「このスラム街はどこまで続いているの?」と質問してきたのをふと思い出した(笑)

 

「風邪かな」という時、市販薬よりハチミツが効くって知ってた?

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ちょっとした風邪に市販のカゼ薬を服用してもあまり効果は得られないのが一般的、そんな初期の風邪には、まずはハチミツをを摂ったほうがいい、という研究結果がイギリスの研究グループから発表された。オックスフォード大学の研究グループが、子供だけでなく、あらゆる患者を対象とした臨床研究を包括的に調査、対象となったのは、「上気道感染症」――ひらたく言えば風邪に対するハチミツの治療効果を調べた臨床試験だ。ハチミツとせきシロップや抗ヒスタミン剤など一般的な治療薬として市販されているカゼ薬とその「効果」について比較した。その結果、比較されたあらゆる治療の中で一番効果的だったのがハチミツだったという。研究では ハチミツは古くから知られた民間療法であり、安価で、手に入れやすく、また有害性もほとんどない。医師が上気道感染症の患者に薬を処方しようと考えるのなら、抗生剤の代わりとしてはハチミツを推奨するべきで、一般的な風邪の治療よりも効果的かつ有害性が低いうえに、薬剤耐性の悪影響も避けることができると結論づけ、風邪の初期症状の場合にはクスリよりもまずハチミツを処方するよう医師に勧めている。また、今回分析された研究ではさまざなタイプのハチミツを実験で使って見たたものの、その効果はどれも一貫していたそうなので、効き目のあるハチミツがどれなのかについて悩む必要はないという。いよいよ風邪の季節の到来、早速ハチミツの効果をあなたも試してみてはいかが。

 

トランプ大統領「私がハゲないのはマックを食べてるから」の真相。

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アメリカのトランプ大統領は10月2日にコロナ感染を認めた発表をしたついでに、74歳になってもハゲてないことを自慢するツイートを発信していた(⬆上写真)。きっかけとなったのは、元ホワイトハウス報道官のアリ・フライシャーの2018年のツイートで「マクドナルドのフライドポテトに含まれる化学物質がハゲの治療法になる可能性がある」と述べたABC7シカゴの記事を貼り付けたのをトランプ氏が見つけその記事ツィートを自分のフィード(写真貼り付け覧)の一番上に固定し、「私が髪の毛を失わなかったのは何の不思議もない」とツィートした。添付された記事によると、マクドナルドのフライドポテト調理時に使われる油に含まれる高分子化合物(ジメチルポリシロキサン)が、抜け毛に有効かもしれないとの論文だ。研究論文が発表されたのは2年前。マックのフライドポテトを食べるとハゲないというのではなく、抜け毛防止に効果があるかもしれないという内容だ。実はこの記事の元になったのは、日本の横浜国立大学の研究チームが「ジメチルポリシロキサン」というマクドナルドがフライドポテトを揚げる際に、油が泡立つのを防ぐために加える化学物質を使って行った発毛実験のことだ。研究を行った横浜国立大学の福田淳二教授は「毛包原基を大量作製する=(発毛促進)のためのカギは、培養器に使う基材を何にするかということだった」「培養器の底に、酸素透過性の高いジメチルポリシロキサンを使ったところ、大変うまくいった」と論文に書かれている。何度も繰り返されてきたトランプ大統領のカツラ疑惑、来月に迫った大統領選挙の前に、その疑惑を打ち消そうと必死なトランプ氏の心中が伺えるツィートだ(笑)