ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

また負けた錦織圭、マリーが叫んだあのcome on ! をどう聞いた?

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全仏オープン、錦織はまた負けてしまった。準々決勝の対マリー戦のライブ中継を見ていた日本人の多くが第1セットの錦織の完ぺきなプレーを見て「これならイケる」と思っていた。しかし、第2セットでそれまで動きが鈍かったマリーが突然鬼の形相に一変し、流れが変わってしまったのだ。マリーは第1サーブのトスを風のためミスしてやり直そうとした時、主審がこれを遅延行為と看做してペナルティを取り第1サーブが第2サーブになってしまった。「こんなジャッジ見たことないぞ」とマリーは主審に詰め寄ったが認められず怒りに震えながらこの第2サーブをセンターに強烈に放つと、錦織はこれをリターンミス,するとマリーは鬼の形相で「Let`s go come on !」と錦織に向って叫んだのだ。この場面で錦織には何の罪もないがマリーは主審への怒りを錦織への闘争心へと変えて強烈なサーブを放ったのである。この怒りのサーブから試合の流れは徐々にマリーへと傾き、錦織はお定まりの負けを喫したのである。試合後、錦織圭の師でもある松岡修造氏は「このままのメンタルだとグランドスラム制覇は有り得ない。トップ選手に必要な集中力が(錦織圭の場合)パッと途切れる」と慨嘆した。流れがマリーへと大きく傾くきっかけとなったあの場面からのゲームを振り返って錦織本人は「マリーのレベルが確実に上がったので自分が耐え切れなくなったり、無理をしてしまった」と試合後に述べたのである。オオカミ少年錦織圭よ、マリーが鬼の形相で叫んだ「Let`s go come on !」のシーンをもう一度思い返してほしい、とグランドスラム初制覇を待つ多くのファンが願っていることを錦織圭の心の奥へ届けたい。

「総理のご意向」加計学園の文書は復元できる。なぜやれないのか。

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今日のニュースで、森友学園に国が破格の安さで国有地を売却した際の交渉記録を近畿財務局がすでに廃棄した件について、神戸の大学教授が「データを廃棄しても復元できる筈だ」と国を相手にデータの復元を求める裁判を起こした、と言う報道があった。教授は「パソコンも廃棄処分しているなら業者からパソコンを回収して復元することを求める」と訴え、合わせて復元した記録を開示するように求める裁判の申し立ても行ったのである。この森友学園騒動に続いて起きている加計学園の忖度(そんたく)騒動でも「総理のご意向」という通達文書があったかどうかがいま国会やマスコミで騒がれている。国会で野党側が示す文書のコピーについては「出所不明」なため検討するに当たらないと政府はこれを「怪文書」だと決めつけたままでやり過ごそうとして居る。しかし文科省職員達のパソコンデータを今回の訴えと同じように復元してみれば怪文書なのか本物の通達だったかハッキリするはずだ。しかしなぜそれをやらないのか。政府与党の数を頼りにした政局運営で「知らぬ存ぜぬ」で時間切れを待っていれば、いま追及を続けている野党側がやがて腰砕けになる事が目に見えているからだ。となれば、今回の神戸の大学教授がしたように裁判に訴えて文科省職員のパソコンデータの開示を求めるしか方法は無いだろう。トランプ大統領のイスラム教徒の入国制限の大統領令をアメリカの司法当局が「待った」をかけたように、日本の司法当局は、忖度(そんたく)に関する文書の「データ公開」を政府与党に果たして命令することができるのだろうか。我が国の「司法」の健全性を計る意味でも、今回の神戸の大学教授が起こした「パソコンデータ公開」の訴えの成り行きについてぜひ注目しておきたい。

錦織圭はラケットを壊して「何か」をつかんだようだ。全仏8強入り。

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全仏オープンの3回戦・4回戦を苦しみながら乗り越え、錦織圭がついに2年振りに8強入りを果たした。テニスファンの多くは「今度こそグランドスラム制覇か」「いやまた例によって負ける」と期待と不安が錯綜する日々にあるだろうが、今回の錦織の勝利の後を振り返ってみると「ひょっとすると」という期待感を何となく抱かせられる「あるもの」を感じないだろうか。というのも、「雨が降ってくれなかったら100%負けていた」と本人も語ったように3回戦では、雨を挟んで2日がかりの死闘を展開、1日目第3セットで苦境に陥った際に、あろうことか自分への苛立ちからかラケットを破壊し大ブーイングを受ける始末だった。ここで雨が降って翌日に試合が持ち越され何とか勝利をモノにできたのだが、多くの批判を呼んだラケット破壊事件、実は2月のリオ・オープンでも世界ランク76位の選手と対戦した際に第1セット終了時点で錦織はラケットを破壊している、この試合ではストレート負けという惨めな結果だったが今回は違った。ラケット破壊事件を起こしながらも勝利をもぎ取った3回戦の試合を振り返って「雨が降ってくれたのでメンタル的に回復する時間が取れた。気持ちを切り替えて思い切って攻撃的に出来たのが勝因だと思う」と語り、続けて「(雨に助けられた)今日みたいに運を使いながら試合中に修正してゆくのが自分の強み」だと語っている。そして4回戦、難敵に運を使って耐えながら勝利を掴んで、ベスト8へ。技術的にはほぼ甲乙をつけがたい実力の伯仲したベスト8、錦織はラケットを破壊する攻撃性と運を上手に使いながら、念願のグランドスラムを今回の全仏オープンで今度こそ手中に納めて欲しいというのが多くの日本人テニスファンの願いである。 

全仏3回戦、錦織圭を生中継しなかったテレ東のコソクな視聴率作戦。

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グランドスラム全仏オープンで、肩の故障を気にしながらも錦織圭の健闘が続いている。しかし、3回戦はマスコミが因縁の日韓の戦いと煽り立てた韓国の新鋭チョン・ヒョン選手とのゲームだった。第1セット・第2セットを順当に奪った錦織だが勝利目前であった第3セットをタイブレークの末に落とし、さらに第4ゲームはチョン選手にいきなり3ゲームを連取されると言う思わぬ展開、格下相手にイラ立ちを抑えきれない錦織はラケットを押し曲げ放り投げて審判から注意される始末、この状況で腰の不安が出たのかシャツの背中をまくりあげて治療のためにベンチを離れる。途端に降り出した幸運としか言いようのない激しい雨で試合は翌日に持ち越されることになった。日本のファンはこれだけの試合展開を見せられて、中断された試合の再開シーンは、当然独占中継するテレビ東京が生中継すると思っただろう。ところが、流石は三流テレビ局、試合が再開された翌日の午後6時にチャンネルを捻ってみるとドイツの卓球大会の中継の真っ最中である。日本の錦織ファンの多くはあきれかえり、仕方なくネットの速報で、再開後にようやく錦織が辛勝できたのを知ったのだが、これだけの緊迫した錦織の3回戦の勝利の場面を生中継しなかったテレビ東京の意図とは何なのだろうか?それは視聴率稼ぎと言う姑息な戦略なのだ。全仏オープンの独占中継権を握っているのだから放映時間は別に生中継する必要はない、卓球で視聴率を稼いだあとに録画放送すればさらに視聴率を上乗せできるのだから。こう考えてテニスファンが望むライブ中継はしないという視聴者をないがしろにした番組放送となったのである。スポーツ中継の魅力は、目の前で刻々と変化してゆくナマの白熱した試合展開に熱中できること、というライブ中継の醍醐味をテレビ東京のスタッフ達にはどうやら理解ができていないようだ。

「いいね」を135,000も獲得したCovfefeって何?アメリカのユーモア。

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つい先日、トランプ大統領が書き込んだツィッターの中のある単語が、ネット上で瞬く間に広がり、最も注目されるトレンドワードになっているという。その発端はdespite the constant negative press covfefe(相変わらず否定的なマスコミのcovfefeにもかかわらず)という文中にあるcovfefeという意味不明の単語をめぐっていろいろな憶測がネット上で飛び交ったのだ。大統領に就任以来、注目を浴び続けて居るトランプ氏のツィツターの読者達は、その短い文章の中にある真意を読み取ろうとつねに頭を捻っている。そうした中で突如出現した意味不明の単語covfefeに注目が集まったのは当然と言えるかもしれない。投稿されてからわずか4時間でリツイートの数は108,000回を超え「いいね」の数は135,000にも達したと言う。どうやらトランプ大統領は自分の敵とみなしているcoverage(報道)と書くところをcovfefeと誤記したようなのだ。その2時間後に自分の誤字に気付いたトランプ大統領は慌てて記事を削除してあらためてツイートした。「誰がcovfefeの真の意味を理解できるか??Enjoy!」と粋な訂正を行ったのである。しかし、この意味不明のcovfefeというワードは、トランプ大統領がEnjoy!(楽しんでくれ!)とリクエストした通りにネット上を駆け巡り、covfefeをネタにしたジョークの投稿で溢れかえったという。一番人気のジョークは、誤記した理由は「誰かがトランプ大統領にタックルして携帯を手から奪い取った瞬間だったから」と言うものだそうだ。大統領も国民もユーモアを忘れないアメリカは、まだまだ健全な国家だと言えそうだ。

首相を手で押しのけたトランプ大統領、ボスザルを気取ってるのか。

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就任後初めての外遊をおこなったトランプ大統領が、欧州の首脳達が列席したNATO北大西洋条約機構)の記念撮影の場面で、モンテネグロの首相を押しのけて前に出ようとする映像がインターネット上に拡散して「何と横柄な態度なんだ」とトランプ大統領を批判する声が世界中で持ち上がった。こうした態度について、ボディランゲージの専門家が読み解いたトランプ大統領の「心の内」についての解析記事が目に留まった。首相を押しのけ中央に出たトランプ氏はスーツを整え、押しのけた首相とは目を合わそうとはしなかった。普通の人間なら押しのけた相手に謝ったり、目を合わせて詫びる仕草を見せるものだがトランプ氏は知らぬふりを決め込んだ。「そのボディランゲージから一番高い位置にいるのが自分の権利だと信じている様子が読み解ける」と専門家は語っている。さらに、トランプ大統領はよく握手をしたままで相手を自分の方に強く引き寄せる仕草をするが、これも「自分が一番上に居る事を誇示する」仕草だと言う。また間延びした場面でトランプ大統領が指で三角形を作る「休息のポーズ」もまた自分の権力、自信、正確な思考力をアピールするねらいがあると言う。カメラに向かって表情を作る際には、トランプ大統領はアゴを突出し口元を引き締めて目を見開くという独特のポーズを必ず取るが、これも「自分が上に立つ男らしく見える」と思い込んでいるためなんだとか。こうした一連のボディランゲージは、サルの群れの中で自分をいろいろな仕草をして権力を誇示し続けるボスザルの態度に酷似しているという。大統領就任からもうすぐ半年、世界の中においてボスザルを自認する態度を見せ続けているトランプ大統領は、果たしてサルの群れ(世界の国々)から尊敬されるようなリーダーシップを発揮できるのだろうか。

トランプ大統領のヘアーは、自毛?それとも植毛?に主治医が証言。

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トランプ大統領が大統領選に出馬した昨年、その奇妙なヘアースタイルから「あれはカツラではないのか」という疑惑が持ち上がった。そんな中、ある報道番組に大統領候補者として出演した際に、ニュースキャスターから突然「あなたの髪の毛で遊んでも良いですか」と尋ねられたトランプ氏は「いいよ」と気さくに答えてテレビの生番組の中でキャスターの手で髪の毛を引っ張られたり、ぐしゃぐしゃにされたりと「自毛」であるかどうかをチェックされるというシーンがテレビ画面に大写しされる破目になった。しかし、このテレビでの「カツラ疑惑」の生チェックシーンのおかげでトランプ氏の支持率は上がり無事大統領となったというわけだ。トランプ大統領のカツラ疑惑はこれで解消されたと思ったら次は「あれは植毛だ」というあらたな疑惑が持ち上がった。歴代大統領の中で就任した年齢が最高齢という事もあって、大統領職の激務にいつまで耐えられるのかと言う体力的な問題と相まって高齢ならではの「髪の毛」への疑惑がどうしても付きまとってしまうという訳だ。これについて、37年前の1980年から長年トランプ氏の主治医を務めてきたハロルド・ボーンスティン医師がはっきりした答えを出している。ハロルド医師によるとトランプ大統領は育毛作用のある前立腺肥大症治療薬フィナステライドを長年にわたって服用しており、そのおかげで髪の毛がふさふさしているのだと言い、「あれはすべて自毛だよ」と証明したのである。そういえば、フィナステライドは日本でも脱毛症治療薬「プロペシア」の名前で市販されている。トランプ大統領のようなふさふさした髪の毛を望む方はぜひお試しあれ。