トランプ大統領が大統領選に出馬した昨年、その奇妙なヘアースタイルから「あれはカツラではないのか」という疑惑が持ち上がった。そんな中、ある報道番組に大統領候補者として出演した際に、ニュースキャスターから突然「あなたの髪の毛で遊んでも良いですか」と尋ねられたトランプ氏は「いいよ」と気さくに答えてテレビの生番組の中でキャスターの手で髪の毛を引っ張られたり、ぐしゃぐしゃにされたりと「自毛」であるかどうかをチェックされるというシーンがテレビ画面に大写しされる破目になった。しかし、このテレビでの「カツラ疑惑」の生チェックシーンのおかげでトランプ氏の支持率は上がり無事大統領となったというわけだ。トランプ大統領のカツラ疑惑はこれで解消されたと思ったら次は「あれは植毛だ」というあらたな疑惑が持ち上がった。歴代大統領の中で就任した年齢が最高齢という事もあって、大統領職の激務にいつまで耐えられるのかと言う体力的な問題と相まって高齢ならではの「髪の毛」への疑惑がどうしても付きまとってしまうという訳だ。これについて、37年前の1980年から長年トランプ氏の主治医を務めてきたハロルド・ボーンスティン医師がはっきりした答えを出している。ハロルド医師によるとトランプ大統領は育毛作用のある前立腺肥大症治療薬フィナステライドを長年にわたって服用しており、そのおかげで髪の毛がふさふさしているのだと言い、「あれはすべて自毛だよ」と証明したのである。そういえば、フィナステライドは日本でも脱毛症治療薬「プロペシア」の名前で市販されている。トランプ大統領のようなふさふさした髪の毛を望む方はぜひお試しあれ。