ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

モンゴルはOKでも黒人系ハーフには違和感のある日本人の矛盾。

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最近の日本スポーツ界で活躍するトップアスリート達には黒人系ハーフ選手の活躍が目覚ましい。100m競技で夢の9秒台を突破するのは、サニブラウンケンブリッジ飛鳥かと騒がれていた中で純日本人の桐生祥秀選手が最初に突破できたことにホッと胸をなで下ろした日本人は少なくないはずだ。昨年高校野球界で話題になったオコエ選手や女子プロテニスの大阪ナオミ選手、NBAでの活躍が期待されている八村塁選手など。3年後に迫る東京オリンピックに向けて、こうした黒人系のハーフアスリートがさらに大勢台頭してくることは間違いないだろう。歴史的に長い間鎖国を続けてきた島国日本は意外にも移民を受け入れることには寛容な国だと言う過去の歴史をご存じだろうか。国連統計を見ると日本に現在居住している移民の数は何と200万人を突破しており世界の移民の多い国ランキングでも上位28位にランクされる移民大歓迎の国だったのだ。スポーツは実力だけが全ての世界、純粋な日本人とは異なるDNAでアスリートに欠かせない筋肉や均整のとれた体幹を備えたアフリカ系のハーフアスリートが現在世界へ向けて活躍の場を広げようとしていることは我が国のスポーツの歴史から見ても素晴らしい時代の到来だと言えるだろう。伝統の国技である相撲の世界ですら日本人純粋主義はすでに過去のものになっているではないか。相撲の世界は許せるけどアスリートの世界はどうもという理屈は通らないに違いない。むしろ、3年後の東京オリンピックで黒人系のハーフアスリートが活躍をして沢山の金メダルを取ってくれることに日本人として大いに期待しようではないか。