フィリピンを拠点にした特殊詐欺事件。詐欺の指示役が実行犯から「ルフィ」と呼ばれていたことから、メディアが「ルフィ事件」などと報道したのはすでにご存知だろう。このルフィが、人気漫画ONE PIECE(ワンピース)の主人公「モンキー・D・ルフィ」から名付けられたと、ルフィファンは怒りが収まらない、SNS上に「犯人の名前分かってるんだから実名だけ出せば良いのにいつまでルフィって呼ぶんだ」「いい加減テレビはルフィ呼びやめろよ 実名出てるんやから」などファンからの声が挙がった。そんな中、サッカーのフランスチャンピオンズリーグで、バイエルンとホームで対戦した名門チームパリ・サンジェルマンのスタンドに『ONE PIECE』のモンキー・D・ルフィ⬆が突然現れたのだ。試合前、観客たちを盛り上げるためにビッグフラッグ(巨大な横断幕⬆)がスタンドに出現。そこには『ONE PIECE』のルフィが描かれており、全身ゴム人間になる「ゴムゴムの実」の能力者であるルフィの手が伸び、その先にあるバイエルンのエンブレムを粉砕するというギミック(仕掛け)まであった。昨年のW杯サッカーでも話題になったスター選手のメッシやエンバペやネイマールを擁するパリ・サンジェルマンの応援横断幕の主役を飾ったルフィ、これを見た日本のファンからも「日本の文化すごい」「いくらかかってんだ」「すげええ」など驚きの声が挙がった。ルフィファンは、特殊詐欺犯の汚名を晴らしてくれたパリ・サンジェルマンのサポーター達に「メルシー!」と感謝すべきだろう(笑)