ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

世界初、鳥のコトバを解読した京都大学の鈴木俊貴研究員。

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日本列島全域に生息する野鳥、シジュウカラは、街中でもよく見かける小鳥だが、時々耳にする「ジャージャー」と聞こえる鳴き声は、近くにヘビがいることを仲間に伝える「言葉」だと突き止めた人物がいる。動物言語の研究を続ける京都大学白眉センターの鈴木俊貴助教(動物行動学)だ。鈴木氏の研究によれば、実際に「ジャージャー」という鳴き声を録音しスピーカーから流してみると、それを聞いたシジュウカラは、地面にヘビがはっていないか探すような素振りを見せる。また、細長い棒などヘビに似たものを見せるとシジュウカラが確認しに近づいてくることも分かった。ヘビを伝える言葉のほかにも、研究によって数種類の鳴き声の意味が特定できたという。「ピーツピ」は「警戒しろ」「ヂヂヂヂ」は「集まれ」という意味だという。さらに、意味の特定だけでなく、言葉の順番にも一定のルールがあることも突き止めたという。ピーツピ(警戒しろ)→ヂヂヂヂ(集まれ)という順番で音声を聞くと、シジュウカラは周囲を警戒しながら音源に近づいてくる⬆。その一方で語順を逆にして「ヂヂヂヂ」→「ピーツピ」という順番で聞かせると、ほぼ反応を示さないという。どうやらシジュウカラは文法を理解している様子なのだという。世界ではじめて、鳥の話しているコトバを人間が解読できたという研究報告、夢のある話だと思いませんか。