ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

替えたメガネに「本気度」が見えた。小平奈緒の金メダル。

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平昌五輪の女子スピードスケート500mでオリンピック新記録で日本女子初の金メダルを手にした小平奈緒選手。日本中が固唾を飲んで見守ったスタート場面で、彼女のスポーツグラスのフレームが黒に替っていたのに気付いただろうか。4日前の1000m競技では片方づつがオレンジとイエローという奇抜なフレームのグラスで銀メダルを獲得した。しかし、今回の500mでは黒い縁のスポーツグラスに変えて彼女の印象が大きく違ってみえた。テレビ中継で「何か獲物を狙うような表情をしてますね」とアナウンサーが表現したが黒いフレームのスポーツグラスを付けた小平選手はオランダ遠征で習得したBoze Cat(怒った猫)のように肩を上げて重心を下げ獲物を狙うかのような厳しい表情で滑っていたように見えた。彼女はメガネのファッション性にこだわりがあり数々のトップアスリートが愛用するアメリカのオークリーのメガネを愛用しているのだそうだ。あの奇抜なツートンカラーのメガネも「特注品ではないか」とネット上では騒がれている。彼女はツートンカラーのメガネの質問に対して「黄色は金メダルの目標を意味しオレンジ色は情熱を表している」と語ったそうだが、そのツートンカラーのメガネでは銀メダル。黒いフレームに変えたら金メダル、やはりオリンピックで勝利するにはファッション性よりも「本気」を出せるかどうかだと、彼女はレース直前に気付きツートンカラーをやめたのかも知れない(笑)とにかく日本にとって素晴らしい金メダル獲得だったことには間違いない。心から彼女におめでとうと言いたい。