平昌五輪ジャンプ団体で45歳のレジェンド葛西紀明選手ら4人の日本人チームは2大会連続のメダル獲得を逃してしまった。これで葛西選手は個人のノーマルヒルとラージヒルを加えた3試合いずれでも表彰台を逃す残念な結果となった。試合をすべて終えた葛西選手は、この結果に意気消沈するどころか自身の今後について「もっともっと練習して4年後の北京オリンピックで絶対にメダルを獲りたいという気持ちになった」と今後も現役を続行する宣言を行ったのだ。葛西選手の年齢を感じさせないこの「やる気」は海を越えてアメリカのメディアでも注目されている。米国スポーツ専門局のNBCスポーツは「葛西は札幌生まれであり札幌で冬季オリンピックが開催された直後に生まれた。彼は2022年(4年後)のオリンピック参戦にも意欲を示しているが、さらに驚くべきなのはその後の2026年のオリンピック参戦も除外していない事だ。特に札幌がこの年の冬季オリンピック再招致に成功した場合はなおさらである。その時彼は53歳だ」と驚きをもって伝えている。人生100年の時代が到来していると言うけれど、スポーツ選手の「やる気」の寿命も年々伸びてきているように思われる。そう言えば先週にはプロサッカー選手の三浦知良選手が昨年50歳でゴールを決めた事に対して、最年長のゴール記録としてギネスブックに認定されたニュースがあった。レジェンド葛西紀明のあくなきオリンピックへの挑戦を我々も見守ろうではないか。