ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

北朝鮮の切手になったアントニオ猪木、その言い分は一理ある。

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先日、政府の批判を無視して北朝鮮建国記念日の祭典のために32回目の訪朝を行ったアントニオ猪木氏。国を挙げて核やミサイル発射への制裁を行おうとしている中、こうした国の方針を無視してまで彼は北朝鮮訪問にナゼこだわるのか。その理由は22年前1995年に北朝鮮で発行されたアントニオ猪木力道山の肖像が描かれた切手のなかにある。アントニオ猪木をプロレスラーとしてスカウトした師匠であり日本のプロレスリングの生みの親でもある故・力道山北朝鮮の出身であり現在の北朝鮮には娘が居て、それを訪ねて猪木氏が23年前に訪朝したことで北朝鮮の政府要人とのつながりを持ったのだ。北朝鮮の歴史的な英雄である力道山の愛弟子ということでアントニオ猪木はリスペクトされて力道山と共に北朝鮮が発行する切手にまでなったのである。以来23年間で32回もの訪朝を繰り返し、「23年を掛けて北朝鮮の幹部と信頼関係を築いてきた自分と毎年のようにくるくる変わる北朝鮮拉致問題担当大臣とでは(北朝鮮側は)どちらを交渉相手として信用するだろううか」と疑問を投げかけている程だ。今回の帰国記者会見では「北朝鮮の空気が変わって来ている(と感じた)日本政府は圧力・圧力と言うけれど話さなければしょうがないだろう。北朝鮮は話し合いをしたい意向は持っている。(日本からの)議員訪朝団の申し入れをしたらできるだけ前向きに検討しますとも言っていた。」と話している。彼の持論である「人の交流を絶やさない事」から生まれる信頼関係が問題解決にすぐに結びつくとは思えないが、アントニオ猪木氏の言うように圧力一辺倒で問題は解決できないという指摘には一理あることは確かだろう。