ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

アントニオ猪木、77歳にして地球のゴミと闘う「燃える闘魂」。

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「燃える闘魂」でプロレス界で一世を風靡したアントニオ猪木氏は、 今年2月に喜寿(77)を迎えた。昨年 には政界を引退し、妻・田鶴子さんを亡くすなど激動の1年を過ごし、さらに心臓の機能が落ち、全身に充分な血液を送ることが難しくなる心アミロイドーシスという難病に罹っていることも判明した。2年前の8月に腰を手術した猪木氏は、現在は車イスで生活する毎日だ。猪木氏自身は「100歳まで元気に生きられればいいけど、それだけを目標にするのではなく、どう生きて、考え、どのように行動できるかが重要」と語り「元気にしていれば心のリハビリにもなる!私自身の心のリハビリとしての目標の一つは、世界のゴミをきれいにしたいということ」と、喜寿を迎えてなお、新たな人生目標を掲げている事に驚かされる。猪木氏は、世界的に問題になっている環境汚染への対策として「水プラズマ」を使った廃棄物処理の実用化へ昨年から動き始めていた。九州大学の渡辺隆行教授が提唱する温度が1万度以上に達する「水プラズマ」でゴミを燃やすと、瞬時にゴミが消滅し水素に変化し、環境には何の悪影響もでない夢の「廃棄物処理方法」を実用化しようという試みだ。猪木氏は、渡辺教授に資金を提供し完成した実験トラック『INOKI・Lab号』で昨年の10月に水プラズマによる燃焼実験を公開。長さ80センチの鉄がわずか5秒で半分ほどが消え実験は成功し「100点です」と胸を張って見せた。満身創痍のアントニを猪木氏が、77歳の老体にムチ打って夢の実現を目指そうとしている、まさに不滅の「燃える闘魂」と言えるだろう。