ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

「友達なんかいらない」タモリ・橋田壽賀子は伊達直人を見倣うべき。

f:id:gunjix:20170126111553j:plain

タモリがテレビ番組の中で「友達は要らないって、どんどん友達減らしていってるの、切ってくの」という発言したことを受けて、橋田壽賀子が「タモリさんが言ってることはよくわかるんです。もう友達はいりません」と共感する発言をしたことが話題になっている。友達が多いほど幸せだという世の中の常識とされる意見を真っ向から否定するこの二人の意見、注目したいのは発言した二人の年齢である。タモリは71歳・橋田壽賀子は91歳という高齢である。いってみれば「終活」の年齢にある二人にとって、もはや友人の存在などどうでも良い話だということはシニア世代の我々には十分に理解できることなのだ。例えば毎年繰り返し届く友人からの年賀状、あなたは煩わしいと思ったことはありませんか?私の場合も60歳になったのを機に年賀状廃止宣言を出したのを覚えている。この先、メデタイ話よりも病気や葬儀など不幸な話ばかりが相手から来るだろうと予想されるから早めに手を打ったという訳である。「友達なんかいらない」という考え方も年齢を重ねれば重ねる程、自分にとってのプライオリティ(優先順位)の内で若い自分より確実にランクは上がってゆくことは間違いないことだろう。他人の事よりまず自分、悲しいかなそれが「老い」の現実と言うものだろう。さてはて「終活」に入ったタモリ橋田壽賀子のお二人は「伊達直人」をご存じだろうか。無けなしの収入でも毎年恵まれない子供たちにランドセルを送り続けるタイガーマスク運動の創始者河村正剛氏のことだ。お二人の有り余るほどの財産は棺桶には持って行けない。タモリ橋田壽賀子は、「終活」の一つとしてケチケチした今の暮らしを止めて慈善運動に多額の寄付をすべきではないだろうか。「友達なんかいらない」というコトバ遊びよりも余程気の利いた「世間の注目を集める」行為となる筈だから。