ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

日本占領のマッカーサー、なぜ「日本は12歳の少年」と評したか。

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日本の敗戦時に米軍の最高司令官だったダグラス・マッカーサー。敗戦から6年後の1951年にアメリカ上院軍事外交合同委員会において、同じ敗戦国であったドイツと日本を比較して「科学、美術、宗教、文化などの発展の上から見て、アングロ・サクソン民族が45歳の壮年に達しているとすれば、(敗戦国である)ドイツ人はそれとほぼ同年齢である。しかし、日本人はまだ生徒の段階で、まだ12歳の少年である」と発言、これを聞いた当時の日本人の多くは、この発言により、マッカーサーから日本が愛されていたのではなく、軽蔑されていたに過ぎなかったことを思い知らされる。同じ日の公聴会でマッカーサーはさらに「日本人は全ての東洋人と同様に勝者に追従し敗者を最大限に見下げる傾向を持っている。アメリカ人が自信、落ち着き、理性的な自制の態度をもって(日本占領に)現れた時、日本人に強い印象を与えた、それはきわめて孤立し進歩の遅れた国民(日本人)が、アメリカ人なら赤ん坊の時から知っている『自由』を初めて味わい、楽しみ、実行する機会を得たという意味である」などと日本人を「自由主義」を知らない幼稚な民族と見下した侮辱発言も行っている。しかし、この発言を日本人として好意的に受取り、なぜマッカーサーが「12歳」と言って「13歳」でなかったのかは、英語の感覚で言えば12歳は「ティーンエイジャー」ではまだないという意味であり、まだ精神年齢が熟しきっておらず、(これから先)日本人が新しい事柄を受け入れることが可能だと強調しているのだ、とマッカーサーの発言を擁護する意見もあった。戦後すでに70年以上経った今、あなたはマッカーサーが発した「日本は12歳の少年説」をどのように受け止めますか?