警視庁薬物銃器対策課が、8月3日、日大アメフト部の学生寮を大麻取締法違反と覚醒剤取締法違反の疑いで家宅捜索した。すでに、先月19日に警視庁は乾燥大麻だけでなく、覚醒剤の成分を含んだ錠剤を日大側から押収し鑑定していたこともわかった。ところが、家宅捜査が入る前日に林真理子理事長⬆は、「違法な薬物が寮にあったということは確認されていません。そういうことは一切ございません」と強い口調で報道陣を前に否定して見せたのだ。つまり、警察が先月すでに大麻を押収していた重要な事実を彼女は事務局の部下から一切知らされて居なかったことになる。前理事長の脱税事件で露呈した隠蔽体質を変えよう、透明性を持たせようという改革のために日大理事長に就任したはずの人気作家・林真理子氏を、日大の職員たちは、たんなる「お飾り」としてしか見ていなかったということだ。彼女が意図した「隠蔽体質」が相変わらずはびこったままの日大事務局。「お飾り」と見なされたことに彼女が本当に怒りを覚えるなら、この「大麻事件」の経過を彼女に伝えなかった隠蔽体質のままの職員を即刻クビにすべきだろう。それだけの勇気が彼女には果たしてあるだろうか?日大伝統の「隠蔽体質」を本当に変えたいのならそれぐらいの荒療治が必要だろう。果たして、恥をかかされた作家・林真理子は理事長として事実を隠した部下たちをクビにすることが出来るかどうか注目だ。