新型コロナの感染対策のためのスティホームと連日の猛暑にエアコンがフル回転の家が多いはずだが、エアコン利用者の半分以上が、「エアコンでは換気できない」ことを知らないという⬆調査結果がある。エアコンメーカーによれば、冷風を感じて清々しい気分で居ても「換気しなければ同じ空気をただかき混ぜているだけ」だという。メーカーによれば「一般的な目安は最低1時間に1回、5〜10分間の換気です。理想は30分に1回、5分間の換気ですが、夜眠っている間や外出中は窓を開けられないので、起床時と家を出る前、そして帰宅後も空気を入れ替えたほうが良い」のだと言う。さらにエアコンは、ちょっとした外出なら、つけっぱなしにしておいたほうが節電になる事を知らない人が多いという。「部屋が涼しくなったらエアコンを止め、暑くなったら再びスイッチを入れる」というように、こまめにスイッチのオン・オフを繰り返して温度調節を行うと、部屋を冷やすための運転が多くなり、結局電気代が増大してしまうのだという。実際にメーカーで、エアコンをつけっぱなしにした場合と、30分毎にスイッチをオン・オフした場合の消費電力を検証してみると、つけっぱなしにしていた時のほうが、消費電力が少ない、ということが分かったという。まだまだ続く猛暑の夏、こまめに換気し、こまめにON/OFFせずに、エアコンを賢く使いこなしたい。
