ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

「令和」の階級社会、あなたはアンダークラス(下層階級)ではありませんか?

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安倍晋三首相が「全国津々浦々に景気回復の温かい風が吹き始めている」といくら熱弁しても平成の30年間を通じて「日本人は確実に貧しくなった」と『アンダークラス』(ちくま新書)の著者で、社会学者の橋本健二さんが語っている。橋本さんによれば我が国のアンダークラス(下層階級)の数はおよそ930万人に上り、就業人口の14.9%を占め、社会の一大勢力になりつつあると言う。平均手取り年収は186万円で、貧困率は38.7%と高く、特に「女性の貧困率はほぼ50%に達している」と指摘する。日銀の調査でも、平成の半ばから「貯蓄ゼロ」世帯の割合が急激に増え、ほぼすべての世代で貯蓄ゼロの人が4割以上にのぼるという試算が大きな話題になった。具体的に見ると、20代61%、30代で40.4%。40代で45.9%、50代で43%と軒並み40%を超える。超低収入に加えて貯蓄ゼロ―─「令和元年」の日本はかつてない“貧困の国”に陥ってしまっているのだ。橋本さんによれば「昭和までの日本社会は、大きく『資本家階級』『中間階級』『労働者階級』の3つに分かれていたのが平成30年の間に非正規労働者がどんどん増えて、階級社会の底辺を形成するようになりました。これによって極端に生活水準の低い非正規労働者による新らたな下層階級『アンダークラス』が生まれたのです」と語っている。自分の給料から税金や社会保険料などを引いた「可処分所得」(手取り)の平均年収が186万円以下(月収手取りで15.5万円以下)の人(⬆上のグラフ)はアンダークラス(下層階級)にランクされるというのだが、あなたは大丈夫ですか?