東京経済大学の2人の准教授と学生33人の合計35人がベルギー王室御用達の高級チョコレートゴディバと日本の菓子メーカー老舗の森永製菓のチョコレートを目隠しで食べて味を比べるという興味深い実験を行った。チョコレートの形状はほぼ同じ(上記写真参照)ものを目隠しした学生達に順番に2枚食べてもらった。最初に食べたチョコの味と後から食べたチョコの味について「どちらが美味しかったか」と尋ねた結果が面白い。最初に食べた方(実はゴディバ)が美味しいと答えた人数が17人、後から食べた方(森永)が美味しいと答えた人数が18人とほぼ半数づつに票が分かれたと言う。ちなみに、1グラム当たりの価格で比較するとゴディバのチョコは1g24.4円に対し森永のチョコは1g3.1円でその価格の差は何と森永のチョコはゴディバのチョコの8分の1という安さなのだ。この目隠しテストの結果から学べたことは、味にそんなに差が無いのに価格に大きな差があるという事実だろう。アイスクリームのハーゲンダッツにも同じことがあてはまる。ヨーロッパやアメリカからの輸入品と言う高級感あふれるイメージ演出そしてとてつもない高価格な設定というものに日本人は昔から騙されやすい人種なのだ。「高いモノは良いものだ」という盲信ぶりがいかに滑稽なことなのかを、今回の目隠しテストの結果がモノの見事に語ってくれてるのではないだろうか(笑)