ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

東大やハーバード大では教えてくれない「ボイスメモ」の落とし穴。

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自民党衆議院議員豊田真由子女史が自分の政策秘書に暴言を吐き、さらには暴行まで加えていた事実がテレビやYoutubeで公開されて彼女は自民党を離党する破目になってしまった事件は滑稽の一語に尽きる出来事だった。しかも暴言・暴行の動かぬ証拠となったのが被害を受けた政策秘書が一部始終を録音していたためだった。豊田女史が滑稽だったのは「録音されている」ことにまったく気付かなかった点にある。いまのご時世で理不尽な行いをされれば当然被害者は自分の防衛手段として「この事を録音しておこう」とスマホでボイスメモすることをまるで気付かずに怒鳴り散らしていた42歳の彼女はあまりにも未熟すぎるというか子供じみている。聞けば彼女は東大卒でその後ハーバード大学へ進学し、厚生労働省のキャリア官僚だったと言うから驚きだ。我が国に古くから根強い学歴崇拝の流れに沿って衆議院議員になり順調な人生を歩んできた彼女にとっては「自分の暴言」を何でも自分の言いなりの筈だった目下の人間(秘書)の隠し持ったスマホでその一部始終がボイスメモされ自民党議員生命の命取りになってしまったことは大きなミステークだった。3年前の春の園遊会に配偶者しか認められない規則を無視して彼女は母親を同伴し皇宮警察ともめた一件も同じことだ。学歴崇拝の国ニッポンでは東大とハーバード大をでた自分は「何をしても許される」はずの人間なのだから、と彼女はそう思っていたに違いない。そのエリート女性豊田真由子にとって残念だったのは、園遊会に同伴した母親からコモンセンス(社会の常識)を教えてもらえなかったことと、東大やハーバード大が「暴言」を吐けば密かにボイスメモされてしまうものだ、ということを教えてくれなかったことだろう(笑)